邦画

テーマ・映画人で観る

俳優語り【金子正次】壮絶人生。ホンを書き、自ら主演することにこだわり、命と引き換えに映画を遺した

ホンを書き、自ら主演することにこだわり、命と引き換えに映画『竜二』を遺した役者、脚本家。1983年10月29日より東映セントラル配給でロードショーの始まった『竜二』の公開から1週間後、胃ガンで世を去った。享年33。
2020.10.08
インタビュー

蔵出し【勝新太郎】ロングインタビュー〜監督【増村保造】との映画的友情と真剣勝負〜

天才勝新太郎と、大映東京のエース・増村保造。そんなふたりが傑作『兵隊やくざ』で運命的な出会いを果たした。以来、大映で、そして勝プロダクションで、俳優、あるいはプロデューサーとして映画製作を共にしてきた勝新が、監督増村保造との真剣勝負を語る。
2020.10.05
タイトルで観る邦画

竹内結子主演映画『いま、会いにゆきます』は奇跡のチームが制作したファンタジー&時代の標!その理由を徹底解説!!

中村獅童さんとの共演作はゴシップ抜きで素晴らしい、時代の標となる映画。インタビューとレビューで深掘りする映画レビュー。TBSの演出家で「逃げるは恥だが役に立つ」などの土井裕泰監督、美術監督は『キル・ビル』などハリウッド映画でも活躍の種田陽平さん…
タイトルで観る邦画

竹内結子主演×三島由紀夫の映画世界『春の雪』翻弄される男女のメロドラマ

行定勲監督作『春の雪』映画レビュー。三島由紀夫が最後に取り組んだシリーズ、輪廻転生の物語『豊饒の海』四部作の第一巻にあたる物語。大正初期の貴族社会で翻弄される男女の三島流メロドラマ。
2020.09.30
インタビュー

復刻インタビュー/竹内結子〜出演映画『サイドカーに犬』を語る

「根岸(吉太郎)監督は、画面のつながりより、そのときそのときの感情を大切にしてくださる方なんですね。役について構えなくていいし、こんなにも撮影中、自分の顔を鏡で見ない現場もなかったです(笑)」
2020.09.30
インタビュー

蔵出し超ロングインタビュー【萩原健一】が語る!映画・エンタメ論と錚々たる監督たち、そして神代辰巳!!

萩原健一が語る!見えてくるのは、永遠のヒーロー・ショーケンたる所以、優れたエンターティナーとしての、仕事に対しての真摯な姿勢とエンタメを俯瞰で捉える演出家的視点。『青春の蹉跌』『アフリカの光』『傷だらけの天使』『いつかギラギラする日』…
2020.09.30
テーマ・映画人で観る

「伊丹チルドレン」集合! キャスティングと演出の絶妙〜伊丹十三映画に出た役者・俳優、伊丹十三映画から出た演出家・監督

伊丹チルドレン集合!伊丹映画に出た役者・俳優、伊丹映画に影響を受けた演出家・監督たちを一気見。…長編監督デビュー作『お葬式』を彩った、バラエティ豊かな面々。ともかく“いい顔”をした大人たちを伊丹十三はそこに集めてみせた…
2020.09.28
テーマ・映画人で観る

極めてマルチな映画監督・伊丹十三の、文筆家としての仕事

処女作となったのは1965年の「ヨーロッパ退屈日記」。大映を退社後、雑誌「洋酒天国」にて小文を発表し、連載は雑誌「婦人画報」に受け継がれて1冊の本へとまとまった。文庫版のあと書きによるとイキサツはこうである…
2020.09.28
タイトルで観る邦画

2本観たらツウ!監督【伊丹十三】映画の厳選作紹介『タンポポ』『マルタイの女』 

三谷幸喜が脚本協力した『マルタイの女』、ハリウッドが注目した『タンポポ』をあわせてレビュー。
2020.09.28
テーマ・映画人で観る

一挙紹介!昭和かわいい・クール・カッコイイ・キュート女優は日活映画にいる!加賀まりこ、浅丘ルリ子、大地喜和子、梶芽衣子…

石原裕次郎らを主演に男のアクション映画に定評のある日活作品、相手役の女優に注目すればカワイイ&カッコイイが炸裂。加賀まりこ、浅丘ルリ子、吉永小百合、大地喜和子、梶芽衣子、南田洋子、渡辺美佐子…女優がひかる日活映画のおすすめはコレ!
2020.09.23
タイトルで観る邦画

櫻井翔主演映画『神様のカルテ』『神様のカルテ2』レビューまとめ!

主役は櫻井翔。演じているのは長野県松本の地方病院に勤務する内科医、栗原一止。人の生き死にと向きあい、地域医療に取り組んでいる。栗原は、天然パーマでボサボサ頭、との設定。これ、深川監督が「石坂浩二版の金田一耕助をイメージした」とか。
テーマ・映画人で観る

松田優作、何がスゴいのか。日本映画界を駆け抜けた異端児の逸話と伝説

松田優作の凄さ、スター性を超わかりやすく解説! 出演作でおすすめの映画、ドラマ、歌を紹介しつつ、その生涯をざざっと振り返ります。関連作品がほぼ動画配信サービスで観られる人気の秘密はコレ!
2020.09.22
テーマ・映画人で観る

漫画ワンピースの青雉のモデル!今もなおカッコイイのアイコン!ドラマ『探偵物語』の「工藤ちゃん」って? 松田優作の脚本家・丸山昇一との挑戦から解説!!

漫画ワンピースの青雉のモデル!テレビドラマ『探偵物語』の「工藤ちゃん」を深掘り。松田優作の脚本家・丸山昇一との挑戦から紐解いて解説。「主人公の探偵はさ、事務所を持ってるか持ってないのかわからないんだけど、サイドカーに寝袋積んでるってのはどうかな」
2020.09.22
インタビュー

蔵出しインタビュー/スペースサウンド第一人者の大作曲家【冨田勲】宇宙映画の音楽を語る

「『おかえり、はやぶさ』では、ラストにワーグナーの「トリスタンとイゾルデ」を編曲し使ったんですが、それはスタンリー・キューブリック監督の『2001年宇宙の旅』の影響もあると思います。既成のクラシックを有効に活用した手法に衝撃を受けたんですよね…
タイトルで観る邦画

ぶらり戻った死んだ夫(浅野忠信)と、生きている妻(深津絵里)のロードムービー『岸辺の旅』

ラブストーリーのラブとは相手を永遠に失いたくないという畏れ。「俺、死んだよ」3年間、行方知らずになっていた男はある日、突然妻の前に姿をあらわしてそう口にする…。黒沢清監督、出演・深津絵里、浅野忠信、蒼井優、ほか。
2020.09.13
タイトルで観る邦画

私の選ぶ吉永小百合映画はこの1本。「あなたのシワを撮りたい」のラブコールに応え挑んだ『女ざかり』

三國連太郎、山崎努、津川雅彦、水の江瀧子、宍戸錠、白木万理、月丘夢路といった古巣ゆかりの面々に囲まれて、日活映画の現代的再生を生きてみせた吉永小百合の大林信彦監督作レビュー。
2020.09.04
タイトルで観る邦画

解説・中村勘三郎を山田洋次が撮ったシネマ歌舞伎『人情噺文七元結』〜落語と寅次郎と歌舞伎と映像の圧倒的体験!

落語と寅次郎と歌舞伎と映像の圧倒的体験!山田洋次郎監督は中村勘三郎のことを「変幻自在で、柔らかい俳優」と例え、長兵衛の微妙な動きや表情までをカメラに収め、寅さんにも通じる、ベタだけど「笑えて泣ける」感情を観客に喚起させる。
インタビュー

蔵出しインタビュー/俳優【夏木陽介】が俳優【佐藤允】を語る〜東宝アクションの思い出と共に

役者・佐藤允(さとうまこと)のこと、60年代の東宝スタジオの様子もよくわかる、貴重なインタビュー。「〜その芝居は今の目で見ると舞台劇に近いんだよね。とても繊細なんだ。ときどき、随所にそういう「ああ〜、舞台の俳優さんだな」って感じさせるところが…
2020.09.04
インタビュー

蔵出しインタビュー/フルスピードで突っ走るパワフル娯楽映画『トラック野郎』シリーズを、主演・菅原文太が語る!

その時代にしか作れない、ハチャメチャにパワフルで面白い娯楽映画というものがある。1975〜79年をフルスピードで突っ走った『トラック野郎』シリーズは、まさにそれだった。映画自体が「アスファルトの上を走る祝祭」であったのだ…
2020.09.04
インタビュー

復刻インタビュー/監督・蜷川幸雄が語った『青の炎』のティーン・二宮和也と松浦亜弥

蜷川幸雄が撮ったアイドル映画『青の炎』(2002年)について語ったインタビュー記事を復刻! 主演の二宮和也と松浦亜弥についてのコメントも!
テーマ・映画人で観る

めくるめく耽美、幻想。1950〜70年代のホラーの源流、ロマン・ホラー映画を大解説!

めくるめく耽美、幻想。ホラー映画の歴史を紐解くレビュー。…1950年代怪奇映画の常連、さらには1960年代の前半に、『アッシャー家の惨劇』『恐怖の振子』『黒猫の怨霊』『大鴉』『赤死病の仮面』といった工ドガー・アラン・ポー原作の(安手の)怪奇幻想映画に出演した名優ヴィンセント・プライス…
2020.09.01
テーマ・映画人で観る

相米慎二監督全13作で楽しむ、撮影監督10人の仕事

いずれも映画の虚構性を逆手に存分に遊び倒した相米慎二のイマジネーションを具現化してきた猛者たち。水野尾信正、仙元誠三、田村正毅、長沼六男、篠田昇、伊藤昭裕、五十畑幸勇、稲垣涌三、栗田豊通、町田博を一挙紹介。
タイトルで観る邦画

河原の階段をステージに池松壮亮と菅田将暉の見事なセッション『セトウツミ』おすすめ青春映画レビュー

館理人 池松壮亮と菅田将暉が高校二年生を演じた青春映画があります。会話で展開していく異色作。 館理人 実力あるふたりの本格初共演、しかも会話劇って、これだけで、もうゾクゾクの見ものです! 館理人 原作は、別冊少年チ...
2020.08.31
テーマ・映画人で観る

監督語り/石井輝男の映画魂〜キング・オブ・カルトの異才

ジョン・ウー監督が来日した際のインタビュー時、ウー氏が尊敬する石井輝男監督の話になった。「石井先生はお元気ですか?」と訊かれた。「残念ながら、すでに亡くなられました」と答えると、ひどく驚かれた表情をウー氏は一瞬見せた…
テーマ・映画人で観る

俳優語り【高倉健】ロマンやファンタジーを仮託できる特別な存在。劇場をライブ空間に変えてしまった希有なアクター

その人が出ているだけで映画が成立し、大勢の観客が集まる。スクリーンに向かって観客席から思わず掛け声かかかり、劇場をライブ空間に変えてしまう希有なアクター。映画がかき立てるロマンやファンタジーを仮託できる、特別な存在だった…
2020.08.28
タイトルで観る邦画

オザショー映画!『競輪上人行状記』とことん堕ちても這い上がる破滅僧の顛末

小沢昭一の代表作であり、多くの迷い人にもチカラを授けてくれる説法映画。扮するは中学校の教師から実家の貧乏寺を継いだ葬式坊主。胸のなかにあった理想はどんどんネジれ、ふと手を出した競輪でビギナーズラック。待ち受けるは壮絶な泥沼人生…
2020.08.28
タイトルで観る邦画

深淵な耳の世界のエロティックさーー『耳をかく女』耳かき店員とお客様との“快”なる青春劇

耳かき店で働き、様々なクセを持ったお客と出会いながら、深淵なる耳の世界へといざなわれてゆく物語。合わせて自分の内と外との風通し、“耳管通気”の良さを求める青春劇にもなっており、どこか往年のロマンポルノぽさも!監督:堀内博志、出演:桜木梨奈
2020.08.24
タイトルで観る邦画

多摩映画祭がグランプリに選んだ『私の悲しみ』総勢14人の男女のコンチェルト

舞台は東京。精神の均衡を逸してゆく妻(永峰絵里加)と、「ジョギング」と称して外出し不倫している夫(いとうよしぴよ)をはじめ、総勢14人もの男と女が絡みあい、もつれ合って感情のコンチェルトを響かせていく。監督は堀内博志。
2020.08.24
タイトルで観る邦画

表情豊かな「時代劇版女ウシジマくん!」が活躍する加藤泰監督の大傑作映画!多幸感に包まれる『骨までしゃぶる』

表懸命に働けば働くほど借金が増えていくブラック会社の権化のような遊郭システムに飲まれた女性がやってのける、金と契約と交渉の裏社会からの見事な脱出劇! 監督:加藤泰、出演:桜町弘子、久保菜穂子、夏八木勲、ほか
2020.08.24
タイトルで観る邦画

『直撃地獄拳 大逆転』観れば悩んでいるのがバカバカしくなる、効果テキメンの滋養強壮映画

人間、時にはトコトン追い詰められて、激しく落ち込み、死にたくなることもあるもんだ。そういう緊急時に処方されるべき映画。実際、筆者も久々に観たら救われた。心の中が、軽くなった。三バカチームのドタバタ珍ミッション、下ネタと幼児的ギャグの連発で…
2020.08.23
インタビュー

三浦春馬20歳の復刻インタビュー〜LOVEについて

出演した映画『君に届け』の公開の年。人生にまつわるさまざまなLOVE、舞台、映画、役者であることについてなどを語ったインタビュー記事。
2020.08.22
テーマ・映画人で観る

俳優語り/松田優作とCM。あのコマーシャルがあの映画監督との仕事だった!

工藤栄一監督が演出した「ビクター ポータブルコンポ√5〈俺の道づれ篇〉」、川島透監督の「マンダム・ギャツビー・ヘアブロー・シャワーフレッシュ」、「TRIANGLE」では崔洋一監督と。松田優作が挑んだコマーシャル映像の仕事と背景。
2020.08.18
スポンサーリンク