一般映画(R18+)レーベル、日活ロマンポルノは、前のめりなタイトルばかりなので内容がわかりづらい!
ですので、おすすめタイトルを系統別にご紹介しています。
今回は監督キャストがすごい部門の厳選12本。錚々たる映画人が作り上げてます。
当時から実力を認められていた人も、のちに広く認められた人も、まとめて紹介。
一応番号はつけましたが、どれも作品として面白いです。
タイトルごとの内容は、リンク先の轟のレビューにて!
ハリウッドのアカデミー賞受賞監督作
1 滝田洋二郎『タイムアバンチュール 絶頂5秒前』
滝田洋二郎監督は、『おくりびと』(2008年)でアカデミー賞外国語映画賞を受賞しました! 監督作はほかに『天地明察』(2012年) など。
美術アート系ですごい監督
2 荒木経惟『女高生偽日記』
自身のプライベートを切り取った一連の作品集がベストセラー、活躍の場を世界に広げたカメラマン、アラーキーこと荒木経惟。このレーベルでのびのびと映画を撮ってます!
3 木村威夫『縄と乳房』
日本を代表する美術監督のひとり、木村威夫は、美術監督として『縄と乳房』に参加しました。監督は小沼勝。小沼勝作品は下記の番号(8)でも登場します!
名コンビのひとり、熊井啓監督の『式部物語』(1990年)でモントリオール映画祭最優秀芸術貢献賞受賞。
ちなみに90歳の時に初監督作『夢のまにまに』(2008年)を発表。世界最高齢(90歳)での長編映画監督デビューのため、ギネス記録となりました。
ブームを巻き起こした脚本家
4 一色伸幸『主婦と性生活』
脚本を担当です。監督は堀内靖博。
脚本担当の映画『私をスキーに連れてって』(1987年)が大ヒット。その後も『彼女が水着にきがえたら』(1989年)や『僕らはみんな生きている』(1993年)など青春映画やコメディ映画を次々ヒットさせた人気脚本家です。
数々の大ヒット映画を持つ監督
5 森田芳光『噂のストリッパー』
例えば、薬師丸ひろ子主演の『メイン・テーマ』(1984年)や役所広司主演の『失楽園』(1997)、中居正広主演の『模倣犯』(2002年)。手練手管に長けた鬼才です!
森田芳光監督についてはこちらに詳しい関連記事があります!
6 金子修介『ラスト・キャバレー』
『デスノート』(2006年)や、『ガメラ 大怪獣空中決戦』(1995年)などなど、話題作を手がける監督!
7 鈴木則文『堕靡泥の星 美少女狩り』
映画では『トラック野郎』シリーズを監督、脚本家としては映画『緋牡丹博徒』やテレビドラマ『暴れん坊将軍』など、シリーズものには欠かせないアルチザンの鑑です。
レーベルを支えた日活監督のエース
8 小沼勝 『妻たちの性体験 夫の眼の前で、今…』
コンスタントに質の高い映画を送り出す日活の社員監督がいたからこそ、レーベル自体にファンがつきました。
40本以上の日活ロマンポルノレーベル作品を手がけた小沼勝監督は、のちの監督作『NAGISA』(2001年)でベルリン国際映画祭のキンダーフィルムフェスト部門グランプリ受賞!
9 神代辰巳『嗚呼! おんなたち 猥歌』
『青春の蹉跌』(1974年)や『恋文』(1985年)などの監督作で、レーベルを超えて巨匠の域へ!
神代辰巳監督については、こちらでも紹介しています。
日活エース監督×人気脚本家
10 田中登×田中陽造『(秘)女郎責め地獄』
ポエティックかつ凝った演出で高評価の田中登監督。脚本家の田中陽造は『セーラー服と機関銃』(1981年)、『ヴィヨンの妻 〜桜桃とタンポポ〜』(2009年)など、やはり高評価の映画を手がけている。
日活エース監督×大ヒット映画監督
11 曽根中生+相米慎二『大人のオモチャ ダッチワイフ・レポート』
日活ロマンポルノを牽引した監督のひとり、曽根中生の映画には、助監督に相米慎二がついていたものが多いです。のちに映画監督として高い評価を得ることになる相米慎二、作品に『魚影の群れ』(1983年)、『あ、春』(1998年)など。
人気アクションドラマ監督
12 澤田幸弘『暴行』
刑事ドラマなどで手腕を発揮した澤田幸弘監督、手がけたのは『太陽にほえろ!』や、石原プロ制作の『大都会シリーズ』『西部警察シリーズ』『愛しの刑事』など。
以上、独断のおすすめ12本でした。もっと詳しく!日活ロマンポルノ監督たちについて紹介した記事はこちらにあります!
関連記事のご紹介!出演陣もすごいんですよ。
ご紹介の12本の取り扱いを動画配信サービス3社で調べました。
Amazonプライムビデオ:『主婦と性生活』以外すべて取り扱いありました。
TSUTAYA TV:『嗚呼! おんなたち 猥歌』『(秘)女郎責め地獄』以外すべて取り扱いありました。
U-NEXT:『主婦と性生活』『暴行!』以外すべて取り扱いありました(2020年1月現在)
ロマンポルノを鑑賞するためのサービスについて、関連記事はこちらです!