解る!おすすめレトロマン『嗚呼! おんなたち 猥歌』

スポンサーリンク

女子ファンじわじわ増加中で絶賛注目のレトロなロマン、日活ロマンポルノ。理由はこちら。

轟夕起夫の復刻コラムで、おすすめタイトルをご紹介。

コラム執筆当時、日活ロマンポルノの製作終了から既に10年が経っていました。執筆からさらに約20年経った今読めば、むむっ!なんと見えてくる昭和から令和に至るカルチャー史!

コンプライアンス意識皆無時代のコラムゆえ、所々のバカすぎる文面には要注意でお願いします。

スポンサーリンク

シェケナベイビー裕也が伝説な理由

Photo by Les Anderson on Unsplash

 ずいぶん前に一人のフェラチオ女が話題になったことがある。1977年、横浜で行われた2ライブ・クルーのライブで、ステージに引き上げられた女がいきなりメンバーのパンツを下ろし、なんと観客の前でおフェラをしたというあれだ(『クイック・ジャパン創刊準備号』)。

 これを読んで、すぐに思い出したのがオールナイトで観たこのロマンポルノだった。神代辰巳の『嗚呼!おんなたち 猥歌』。

 ロックスターの内田裕也はライブ 中、会場最前列の女の髪をひっぱり、自分の股間に顔をあてがい、いきなりイチモツをくわえさせるのである。腰をグラインドする裕也。熱狂する観客。女を放 した裕也は興にのり、オナニー・パフォーマンスへと突入してゆく!

そうです、内田裕也さんがまんまロックスター役で出演です。

俳優もされていた内田裕也さん、あの『戦場のメリークリスマス』(1983年)にも出演しています。

 そしてステージが終わり、マネージャーの安岡力也(ゲゲッ、濃すぎるよ、このコンビ)はこう言うのだ。
「おつかれさまでした。ジム・モリソンまっ青のズリセンでしたぜ!」

安岡力也さんはその強面で迫力ある役柄が多かったのですが、逆に強面をバラエティでいじられる愛されキャラでした。出演作は『いつかギラギラする日』(1992年)などなど。

ジム・モリソンはロックバンド、ドアーズのボーカル。

コンサートのステージでズボンを下げて自慰行為したって罪で逮捕されてます。

ジム・モリソンの半生をヴァル・キルマーが演じた映画『ドアーズ』(1991年)てのもあります。

 まさにロケンロール・パンク期における、内田裕也ならではの、胸のすくよな暴走ぶり。オールナイトの客席中が、大爆笑で包まれたもんだ。

 2人の女をメロメロにし、さらに力也の女にまで手を出して、道行く人々に通り魔パンチくらわすロケンロール裕也。俺は腹をかかえ、客席もますますヒートアップしていった。

パフォーマーですね〜、内田裕也さん。

 だが、その笑いが最後、ホストへと転落し、中年女の相手をする裕也にまで浴びせられた時、「テメエら、それは違うだろ」と心の中でつぶやいていた。

著書もあります。

 中年女の カラダを丁重に洗い、腰を振って、ひたすら奉仕をするしがないホスト裕也。バックには萩原健一&沢田研二の唄う「ローリング・オン・ザ・ロード」が流れている。

 おい、ここは泣きどころだろ!

 裕也の顔。腰を振り、果てるしか能のない、どうしようもない生き物の栄光を、その顔はシカと刻んでいた。嗚呼〜。

「ローリング・オン・ザ・ロード」はサヨナラ日劇ウエスタン・カーニバル のライブ音源。内田裕也さんの遺作となった出演映画は『星屑兄弟の新たな伝説』(2018年)です。

作品データ ●監督:神代辰巳●出演:内田裕也、中村れい子、安岡力也、他●1981年

ビデオボーイ1997年4月号掲載コラムより

『嗚呼! おんなたち 猥歌』は、

AmazonU-NEXT

ほかの動画配信サービスで配信されています。

また、日活ロマンポルノ作品は、下記の動画配信サービスで配信されています。(2020年1月現在。視聴には各サービスの登録が必要です。サービスによって観られる作品に違いがあります)

iiTunes / FANZA(旧DMM.R18) / GyaO!ストア / GooglePlay / U-NEXT /ひかりTV / 楽天TV / Amazon / TSUTAYA TV / フジテレビオンデマンド

DVDレンタルなら、宅配レンタルサービスの在庫が豊富です