日活ロマンポルノ映画レビュー『ラブホテル』監督・相米慎二、撮影・篠田昇のお宝!

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Photo by Gilberto Olimpio on Unsplash
館理人
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さて!相米慎二監督と、撮影監督篠田昇が手がけたお宝ロマンポルノがあります。復刻レビューにてご紹介です! コンプライアンス意識皆無時代のコラムゆえ、所々のバカすぎる文面には要注意でお願いします。

館理人
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ちなみに、相米慎二監督作でロマンポルノは、これが唯一の作品です!

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山口百恵、もんた&ブラザーズの音楽もいい!

原作(&脚本):石井隆 監督:相米慎二 撮影:篠田昇 出演:寺田農、速水典子

館理人
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原作脚本の石井隆の近作に、2015年に監督したエモーショナルなアクション映画『GONINサーガ』(出演:東出昌大、柄本佑、桐谷健太、土屋アンナほか)があります!

 ラブホテル。すなわち愛の宿──。そこでは時に、思いもよらぬドラマが二人を待ち受けている。

 この映画ではこうだ。ぼんやりと死を決意してラブホテルにやってきた男(寺田農)がいる。営んでいた出版社が倒産し、妻は借金のカタにヤクザに犯されて、目の前には「絶望」の二文字。

 男はホテトル嬢を呼ぶ。誰かを、道連れにしてやりたい気分だったからだ。

 男は、やってきた女(速水典子)に手錠をかけ、衣服をメッタメタに切り刻み、股間にバイブを挿入する。すると、女はイキまくったのだった。死を決意した男がいることなど構いもせず、ひとりイキまくったのだった。

 それ以上何もできず、ベッドの上で激しく律動する女を見つめながら、その場をあとにする男。

 2年後──。OLに転身した女がタクシーを拾う。運転手は、2年前の男。偶然すぎる。あまりに偶然すぎる。

 が、しかし! そのときカーラジオで流れている山口百恵の名曲「夜へ」が、あるいは次第に接近していく二人を包みこむ、もんた&ブラザーズの名曲「赤いアンブレラ」が全てをOKにしてしまうことだろう。

 そしてのちに岩井俊二の映画でも手腕を振るう篠田昇の撮影が揃えば、女が男に「あの時の続きをして」と呟くことさえOKにしてしまうのだ!

館理人
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撮影監督・篠田昇はその魅惑のカメラワークで多くの傑作を世に送り出しました。たとえば…

館理人
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監督:岩井俊二×撮影:篠田昇の映画に、『Love Letter』『スワロウテイル』『リリイ・シュシュのすべて』『花とアリス』など。

館理人
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監督:相米慎二×撮影:篠田昇の映画では、この『ラブホテル』のほかに、『夏の庭-The Friends-』(1994年)があります。

館理人
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篠田昇の遺作は、行定勲監督との『世界の中心で、愛をさけぶ』(2004年)です。この作品では、日本アカデミー賞最優秀撮影賞を受賞しました。

 にしてもラブホテルである。そこでは時に、思いも寄らぬドラマが二人を待ち受けているものだ。

 俺の場合はこうだった。

 ずいぶんと前のことだ。某ラブホに入り、休憩のつもりがいつの間にか“泊まり”になっていた。

館理人
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何の告白でしょう。

 ふとフトコロをみると、金が足りない。どうするか?

館理人
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どうしましょう。

 彼女が言った。「私、ちょっと家に行ってサイフ取ってくるよ」。幸いなことに、そのラブホから歩いて数10分の場所に彼女の自宅はあったのだ。

館理人
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ほうほう。

 フロントにその旨を話し、俺を残して消えた彼女。待つこと30分。彼女が戻ってくるまでの、長い長い30分間。あの時の、なんとも言えぬ心持ち、不安と情けなさの入り混じった孤独な時間を俺は、一生忘れないだろう。

(轟夕起夫)

館理人
館理人

どうでもいい話でした。 相米監督ファン、 映画『ラブホテル』ファンの方、ゴメンなさい!

轟

ビデオボーイ2001年9月号掲載記事を改訂!