ドラマ

タイトルで観る邦画

私の選ぶ吉永小百合映画はこの1本。「あなたのシワを撮りたい」のラブコールに応え挑んだ『女ざかり』

三國連太郎、山崎努、津川雅彦、水の江瀧子、宍戸錠、白木万理、月丘夢路といった古巣ゆかりの面々に囲まれて、日活映画の現代的再生を生きてみせた吉永小百合の大林信彦監督作レビュー。
2020.09.04
タイトルで観る洋画

英国の巨匠ケン・ローチ監督のパンクな逸品。不寛容な現実に立ち向かうワーキングクラスヒーロー『わたしは、ダニエル・ブレイク』

理不尽な社会に心に中指を立て、不寛容な現実に、逆に闘志を燃やし立ち向かうワーキングクラスヒーロー、還暦を迎える大工職人の闘志に泣き笑い。英国の社会派の巨匠ケン・ローチ監督のパンクな逸品。出演デイヴ・ジョーンズ、ヘイリー・スクワイアーズほか。
2020.08.31
タイトルで観る洋画

『危険なメソッド』人に巣食う怪物!クローネンバーグ監督のアンバランス劇場

監督デヴィッド・クローネンバーグはもともと、精神分析や心理学になじむテーマを好んで描く作家であったが、ついに精神分析の創始者ジークムント・フロイトと、分析心理学の開祖となるカール・グスタフ・ユングの実話ドラマへと行き着いた。
タイトルで観る邦画

オザショー映画!『競輪上人行状記』とことん堕ちても這い上がる破滅僧の顛末

小沢昭一の代表作であり、多くの迷い人にもチカラを授けてくれる説法映画。扮するは中学校の教師から実家の貧乏寺を継いだ葬式坊主。胸のなかにあった理想はどんどんネジれ、ふと手を出した競輪でビギナーズラック。待ち受けるは壮絶な泥沼人生…
2020.08.28
タイトルで観る邦画

『もず』で女優・淡島千景が魅せる感情の綱渡りを鑑賞する

映画が始まると、(松山崇による)何ともデコラティブな内装の小料理屋のセットが目に飛び込んでくる。住み込み女中・岡田すが子役の淡島千景はやがて、暖簾をくぐって晴れやかな顔で、右手から登場する…
2020.08.27
タイトルで観る邦画

表情豊かな「時代劇版女ウシジマくん!」が活躍する加藤泰監督の大傑作映画!多幸感に包まれる『骨までしゃぶる』

表懸命に働けば働くほど借金が増えていくブラック会社の権化のような遊郭システムに飲まれた女性がやってのける、金と契約と交渉の裏社会からの見事な脱出劇! 監督:加藤泰、出演:桜町弘子、久保菜穂子、夏八木勲、ほか
2020.08.24
テーマ・映画人で観る

フジテレビ「月9」をレビュー!連ドラ黄金期からこれまでの流れ

…1996〜97年にかけて、月9ドラマのキャストやスタッフに取材する機会を連続して得た。まずは木村拓哉主演「ロングバケーション」の製作発表に出席、ヒロインの山口智子を囲む記者たちの輪のなかに交ざった…
2020.08.15
タイトルで観る邦画

“あっという間”の4時間。まさかパンチラ話にここまで深く感動させられるとは……『愛のむきだし』

パンチラ話にここまで深く感動させられるとは。これは変態と誤解された男のコと「男はみな変態」と誤解している女のコの物語。園子温監督映画。後半、超絶アクロバティックな力技で、カルト教団に入信してしまったヨーコの救出劇を描き、サプライズな展開を用意。
2020.08.15
タイトルで観る洋画

iphone5sで劇場映画を撮影、でもハイクオリティ!喧騒、猥雑、でも温々しい人間賛歌『タンジェリン』

全編速射砲のごとき言葉の洪水、スラングたっぷりのキワどい会話、喧騒に満ち、猥雑だが、温々しい人間賛歌。アウトサイダーやマイノリティをテーマにしてきたディーズ界の気鋭ショーン・ベイカー監督作
2020.08.15
タイトルで観る邦画

『全然大丈夫』の大らか気分になれる御利益脱力ムービー

全然大丈夫ではない人たちのラブコメが展開。愛すべき不器用な登場人物を見ていると「俺も大丈夫」という大らかな気分になれる不思議。安易に泣きにも癒しにも着地せず、愛すべき欠落人間たちを描いた、おもしろせつないラブストーリー。
2020.08.14
タイトルで観る邦画

「好き」という感情がいかに野放図で暴力的かを飄々と綴る、モト冬樹生誕60周年記念映画!『こっぴどい猫』

モト冬樹主演!総勢15人の男女の込み入った恋愛模様を見せ、「好き」という感情がいかに野放図で暴力的かを飄々と綴る。ダンスシーンのない『ロシュフォールの恋人たち』だと例えれば、ミシェル・ルグランの音楽の代わりが、バッハの遁走曲!
2020.08.13
タイトルで観る邦画

不敵な笑みを浮かべ、奇行を繰り返す女優・小池栄子、天晴!『接吻』

究極の純愛か?はたまた狂気の妄想か?閑静な住宅街で起こった一家惨殺事件。常軌を逸した行動を繰り返す理解不能の小池栄子から目が離せなくなる。監督は万田邦敏、出演はほかに、豊川悦司、仲村トオル。
2020.08.13
タイトルで観る洋画

男女平等のために立ち上がった無名女性たち。『未来を花束にして』はポエジーな邦題からは想像のつかない“ハード”な映画

ポエジーな邦題からは想像のつかない“ハード”さ。ノンポリ主婦が、エメリン・パンクハースト(メリル・ストリープ演じる実在の人物)の呼びかける女性参政権運動に目覚め、自分の生活を犠牲にしてまで過激な運動に身を投じる。主演キャリー・マリガン
2020.08.07
タイトルで観る洋画

あのトッド・ソロンズが動物モノで感動作を? フタを開けてみると…って、トッド・ソロンズって誰!『トッド・ソロンズの子犬物語』

イタいのにオモロい悲喜劇を描き続けるアメリカのインディーズ映画界の鬼才=トッド・ソロンズ監督が、動物モノで感動作を? いやフタを開けてみると…って、トッド・ソロンズって誰!を解説。出演ジュリー・デルピー、ダニー・デビートほか。
2020.08.06
テーマ・映画人で観る

元祖セクシーコメディ、奇天烈ハレンチな映画とドラマ「ハレンチ学園」とは?

不条理ナンセンスの極致だったコント55号が大ブレークした1968年、かたや、子供たちにスカートめくりを流行らせ、PTAや教育委員会を激怒させて社会現象となったギャグマンガの連載が「週刊少年ジャンプ」で始まった。永井豪の「ハレンチ学園」である…
2020.08.01
テーマ・映画人で観る

トップフードスタイリストの仕事の技を鑑賞するなら…例えばパン香る大泉洋主演『しあわせのパン』

大泉洋主演、北海道の美しい湖のほとりにあるパンカフェから届いたおいしい物語。画面から漂うパンの香りはフードスタイリストの手腕。難しい題材を華麗に仕上げる第一人者の仕事が堪能できる『しあわせのパン』に、四季の料理と人生の四季を味わう。
2020.07.31
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