サスペンス

タイトルで観る洋画

ヤバい女に元刑事が惹かれていく、アバンギャルドなファム・ファタール映画。中国監督作『薄氷の殺人』

ヤバい女に元刑事が惹かれていく、いわゆるファム・ファタールなアバンギャルド映画。カメラアングル、カットつなぎ、編集のリズム……タダ者ではない作り手の才気が伝わってくる。ディアオ・イーナン監督、出演はリャオ・ファン、グイ・ルンメイほか。
2020.10.03
インタビュー

復刻インタビュー/監督・蜷川幸雄が語った『青の炎』のティーン・二宮和也と松浦亜弥

蜷川幸雄が撮ったアイドル映画『青の炎』(2002年)について語ったインタビュー記事を復刻! 主演の二宮和也と松浦亜弥についてのコメントも!
タイトルで観る洋画

大統領暗殺計画!なのに、のどか!『イルカの日』可愛さ爆発

マイク・ニコルズ監督の、トンデモ不思議な映画! 人間の言葉を話すようになったイルカが大統領暗殺計画に利用されるという、ジャンル的には一応SFサスペンスに分けられている一品であり、ソフト化を筋金入りの映画ファンが長年待ち望んでいた往年の名作。
2020.09.02
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不敵な笑みを浮かべ、奇行を繰り返す女優・小池栄子、天晴!『接吻』

究極の純愛か?はたまた狂気の妄想か?閑静な住宅街で起こった一家惨殺事件。常軌を逸した行動を繰り返す理解不能の小池栄子から目が離せなくなる。監督は万田邦敏、出演はほかに、豊川悦司、仲村トオル。
2020.08.13
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『セブン・シスターズ』脚本優秀なディストピアSFサスペンスの世界

製作が実現していない優秀な脚本「ザ・ブラックリスト」に入っていた近未来の物語を映画化。7つ子姉妹を1人で全部演じきった『ミレニアム ドラゴン・タトゥーの女』『プロメテウス』『クロース:孤独のボディーガード』のヒロイン、ノオミ・ラパスも注目!
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『ピエロがお前を嘲笑う』さあ見破られるか?と挑発するどんでん返しムービー

ハッカー集団に加担した青年は、盗んだ情報によって殺人事件に巻き込まれ、しかも自分の命も狙われているらしい……。ネットの裏世界でのやり取りを、薄暗い地下鉄車内での取引に擬人化した手法は大胆かつビビッドで、全編に流れるエレクトロ・サウンドも効果的。
2020.07.10
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オリバー・ストーン監督の名作、匿名大衆に潜む恐怖『トーク・レディオ』

毒舌パーソナリティvs心を病んだリスナー。“匿名の大衆”の恐ろしさは現代に通じる!時が経つと名作と呼ばれている映画でも色褪せてしまうことがあり、その反対に、公開時よりもだんだんと味わいが増してくる場合も。本作は後者だ!
2020.05.27
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心理劇としても秀逸。ラストでもう一度初めから観直したくなるサスペンス・スリラーなホラー映画『エスター』

なぜエスターは温かい家族に対して蛮行に出たのか。その理由がだまし絵的に浮きあがり、ラストにわかる仕掛け。もう一度初めから観直したくなるサスペンス・スリラーなホラー。ジャウム・コレット=セラ監督作。
2020.05.27
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野心的作風、破格エンタメ!頭脳と度胸で仕掛ける世界を股にかけたカンニング・プロジェクト、タイ映画発!『バッド・ジーニアス 危険な天才たち』

野心的な作風で、しかもエンタメとして破格に面白い大ヒットタイ映画。世界を股にかけたカンニング・プロジェクトのスリリングなシークエンスはタイムリミット・サスペンス。試験会場に乗り込んだ二人は不可能なミッションに挑む諜報員のごとし!
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ロンドン出身の狂犬ステイサムがなんと切れ者役!英国政府の一大スキャンダルの真相『バンク・ジョブ』

ロンドン出身の狂犬ジェイソン・ステイサムが頭脳派の切れ者役で面目躍如!諜報機関MI—5や裏社会に追いつめられ、腹を決めて駆け引きするカッコよさに「いい俳優だなぁ」と再認識すること必至。
2020.04.24
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安っぽい犯罪劇を重厚に描く……これが名匠シドニー・ルメットの手腕なり!『その土曜日、7時58分』

巨匠シドニー・ルメット監督の遺作。安い人間たちが起こしちまった激安な犯罪を、表層ではなく裏側を抉って見せていく手腕を、過去作を遡って読み解くレビュー。出演はフィリップ・シーモア・ホフマン、イーサン・ホーク、マリサ・トメイ、他。
2020.03.31
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日本語吹き替え版は映画に意気を感じた窪塚洋介と井浦 新が担当!『パラダイス・ナウ』は「テロを正当化するプロパガンダ映画」ではない!

日本語吹き替え版は映画に意気を感じた窪塚洋介とARATAが担当!“テロ”ではなく“自爆攻撃”へと向かう二人の若者の48時間 パラダイス(来世)とナウ(現世)、共存しない2つを自爆でムリヤリ結びつけようとする若者のまなざし
2020.03.27
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低予算映画はシチュエーション勝負! 『13/ザメッティ』は集団ロシアン・ルーレット!

金儲けの話に誘われていくうちに、プレイヤー13人で賞金を競う死のゲーム「集団ロシアン・ルーレット」に参加するはめになる…モノクロ映像で裏社会の雰囲気を演出、じわじわ盛り上がる神経戦。アイディアが受け、ハリウッドでリメイクもされたフランス映画。
2020.03.23
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『ロッキー』とは違う、アメリカンドリームの行方。己の信念を曲げざるを得ず苦い勝利を味わう『アメリカン・ドリーマー 理想の代償』

己の信念を曲げざるを得ず苦い勝利を味わうことになるオイルビジネスにチャレンジしたヒーローに、オスカー・アイザック。監督J・C・チャンダー。『ロッキー』のスタイルから脱却し、ひとりのアメリカン・ヒーローの実像を描きだす。
2020.03.22
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大泉洋&松田龍平『探偵はBARにいる』シリーズ の概要がパッとわかる、第1作目レビュー

パブリックイメージを上手くアレンジし、大泉洋は硬派な魅力を発揮。むしろ松田龍平がバラエティ風味を醸し出すという"味付け"で勝負してくる映画。監督は人気TVドラマ『相棒』シリーズも手がける橋本一。スクリーンでもバディ物の腕をふるってみせる。
2020.03.15
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小料理店再建のため結婚詐欺にいそしむ夫婦を描く『夢売るふたり』の行先とは

小料理店再建のため結婚詐欺にいそしむ夫婦に松たか子、阿部サダヲ。宮迫博之主演作『蛇イチゴ』からオダギリジョー&香川照之主演作『ゆれる』、笑福亭鶴瓶主演作『ディア・ドクター』、本木雅弘&竹原ピストルの『永い言い訳』と傑作が並ぶ西川美和監督作。
2020.03.10
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インド発本格派サスペンス・エンターテインメント映画『女神は二度微笑む』

二転三転する展開に翻弄され、術中にはまって完全に手玉に取られ、しかも後からジワジワとトラップの余韻に浸れるおまけ付きのボリウッド映画。東野圭吾原作の『容疑者Xの献身』のリメイクを手がける予定との発表もあったスジョイ・ゴーシュ監督作。
タイトルで観る邦画

三池崇史監督映画『太陽の傷』、少年法で守られた犯人と、マスコミの好奇の目にさらされる被害者家族の社会派サスペンス

少年法で守られた犯人と、マスコミの好奇の目にさらされる被害者家族。『初恋』『ゼブラーマン』『土竜の唄』『ジョジョの奇妙な冒険 ダイヤモンドは砕けない 第一章』などなどの三池崇史監督映画の社会派な骨太バイオレンス。
2020.03.03
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悶絶ものでおすすめ韓国映画『哭声/コクソン』の怪物ぶりと國村隼が見どころ

アカデミー賞で作品賞受賞の『パラサイト 半地下の家族』で韓国映画に興味を持った人におすすめ!『チェイサー』『哀しき獣』に続くナ・ホジンの怪作。
2020.02.15
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