解る!おすすめレトロマン『妖精の部屋 天使が濡れるとき』

女子ファンじわじわ増加中で絶賛注目の日活ロマンポルノ。理由はこちら。

轟夕起夫の復刻コラムで、おすすめタイトルをご紹介。

コラム執筆当時、日活ロマンポルノの製作終了から既に10年が経っていました。執筆からさらに約20年経った今読めば、むむっ!なんと見えてくる昭和から令和に至るカルチャー史!

コンプライアンス意識皆無時代のコラムゆえ、所々のバカすぎる文面には要注意でお願いします。

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音楽はプリズム。人気フュージョンでやんす

Photo by Sarah Mcgaughey on Unsplash

 どこの誰が唱えたのか、「終わりよければ全てよし」。

言い方♪

 けだしこれは名言である。物事は竜頭蛇尾ではいけない。最後の最後、“締めくくり”が大切なわけで、人生そこが大いなる悩みどころである。

 のだが! 実際には「終わりよければ全てよし」なんて桃源郷に着地できるのは希有なことだ。映画だってそうだろう。「終わったから終わった」としか取りようのない、射精後のイチモツみたいな萎えたラストなどざらである。

言い方・・・

 その点、日活ロマンポルノという映画ジャンルは、大胆だったのか投げやりだったのか、ハナっから話を締めくくる気力なし。むしろ「え!? それで終わりなの?」てな挑戦的なエンディングを観る者にブチかますパターンが多かった。

型破り♪

 いやまあ、制作側としてはキレイに締め括ろうと毎回悩んではいたと思う。しかし結果は「人生そう簡単に答えなんか出せねえんだよ!」と開き直ったかのような、はたまた「何が“終わりよければ全てよし”だよ!」と逆ギレしたかのような無謀なラストが出来上がってしまっていた。

はめはずし?

 今回の『妖精の部屋 天使が濡れるとき』(公開時タイトルは『16歳・妖精の部屋』)もまた、無謀なエンディングで終わる。しかもものスゴく唐突に。

 さっきまで描かれていた「初体験し、セックスに目覚める少女」というヌルい精通話は一体何だったのよ? とおそらく問い合わせ殺到のエンディング。

かたすかし?

 同じ1977年に公開された『ビリティス』の線を狙ったとおぼしき、宮井えりなと早瀬しおりのレズシーン――すなわち年上女から手ほどきを受けるヒロインの“図”。そこだけが仄かに甘い匂いを残し、あとは何事もなかった顔をして、画面にはスタッフのクレジットがスルスルと上がっていく。

写真家で映画監督、デヴィッド・ハミルトンの『ビリティス』は、HDリマスター版が2017年に出ました!

 それは、こんなエンディングだ。

 夜空には打ち上げ花火が舞い、お祭りのシーン。親父役の内田良平(!)に向かって、「お父さん、こっち」などと言いながら、人込みの中へと消えてしまうヒロイン。振り返った内田良平が見たものは?

内田良平さんの悪役は逸品。最近は友近さんでおなじみ、五社英雄監督映画の『鬼龍院花子の生涯』(1982年)にも出演してました。

 ワッショイワッショイ。カラダにサラシを巻き、神輿に乗っけてもらったヒロインが、お祭り野郎たちに担がれて、ワッショイワッショイ。すると次は全裸になっていて、どデカい木の筒を股にはさんで、ワッショイワッショイ。そのままストップモーションで映画はあっけなく「劇終」。

 な、何これ!?
 トン祭り(みうらじゅん)か?

 というわけで、ならばこっちも負けずにワッショイワッショイ!
 さよおならのプ〜。

「枡で量って箕でこぼす」もまた一興、って話でした?

見出しで紹介のフュージョンバンド、プリズムもいい!のでご紹介。

月刊ビデオボーイ2000年9月号掲載コラムより!

作品データ ●監督:加藤彰●出演:早瀬しおり、宮井えりな、小川 亜佐美、他●1977年

『妖精の部屋 天使が濡れるとき』は、

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ほかの動画配信サービスで配信されています。

また、日活ロマンポルノ作品は、下記の動画配信サービスで配信されています。(2020年1月現在。視聴には各サービスの登録が必要です。サービスによって観られる作品に違いがあります)

iiTunes / FANZA(旧DMM.R18) / GyaO!ストア / GooglePlay / U-NEXT /ひかりTV / 楽天TV / Amazon / TSUTAYA TV / フジテレビオンデマンド

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