毒ヘビにサミュエルの「マザファッカ!」が炸裂!笑える密室サバイバル、パニック・アクションの王道娯楽『スネーク・フライト』

Photo by Jan Kubita on Unsplash
館理人
館理人

サミュエル・L・ジャクソンがとってもいいです、『スネーク・フライト』(2006年)。こういう映画でとても生き生きしてます、彼。

館理人
館理人

へびが苦手な向きには絶対おすすめしませんが、大丈夫ならバカバカしさがお祭り騒ぎのパニック映画としておすすめです!

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ジャンボジェットを占領した毒ヘビにサミュエルの「マザファッカ!」が炸裂!

ホノルル発ロサンゼルス行き。攻撃性を増すフェロモンを嗅がされ、興奮状態となった毒ヘビたちがジャンボジェット機をジャック!

太平洋上空まっただ中で緊急着陸は不可能……。

主演のサミュエル・L・ジャクソンは2年以上も前から自ら出演依頼していたんだとか。この人の作品選びの基準は読めない。

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 邦題は『スネーク・フライト』だが、より分かりやすいタイトルにするなら、『サミュエル・L・ジャクソンvs毒ヘビ(数千匹)』がいい。

館理人
館理人

サミュエル・L・ジャクソンは『スターウォーズ』シリーズのエピソード1〜3で、ジェダイのメイス・ウィンドウ役がカッコイイです。

クエンティン・タランティーノ監督作『ヘイトフル・エイト』では主演。西部劇っぽいミステリーです。

ちなみにレビューはこちらにあります。

 闘いの舞台となるのはジャンボジェットの機内。なぜにそこに大量のヘビが!?

 目撃者を消すため、マフィアが“暗殺団”としてヘビを仕込み、飛行機を落下させようという目論見。実に遠回りな、いや、とてもトンチの効いた作戦に出たのだ。

 やがて機内のトイレでエッチに興じていたバカップルが最初の被害者に。このテの映画の定石通りの展開である。

 以下、股間にヘビ。乳首にヘビ。薮から棒にヘビヘビヘビ。ひたすら毒ヘビにやられていく乗客たちを観ているうちに、こちら側にもどんどん毒が回ってくる。

 つまり、“とんまつり”的状況でゲラゲラと笑わせつつ、密室サバイバル、パニック・アクションの王道としても楽しませる、娯楽映画のなりふり構わぬ毒。

 監督は『セルラー』でケータイを駆使した小気味いいアクションを見せたデイヴィッド・R・エリス。またもやイイ仕事ぶり!

 そして、標的となった目撃者を護送中のFBI捜査官役に、サミュエル・L・ジャクソン。さすがにこのトンデモない“対戦”にはえらく苦戦する。

 だが、我慢に我慢を重ねて、ついに“キレ芸”、「マザファッカ!」の雄叫びが炸裂するや、いつものごとく吠えまくって存在感を発揮。

館理人
館理人

サミュエル・L・ジャクソンにはいろんな出演作がありますが、「マザファッカ!」と叫んでることが多くて、サミュエルといえばマザファッカ!です。

マザファッカ!とサミュエルが叫べば歌舞伎の「大向こう」をこちらも叫びたくなる不思議。

 操縦席に侵入した大量のヘビをどうやって除去するか。そこでサミュエルの取った行動がまたトンチが効いている。

 先に『サミュエル・L・ジャクソンvs毒ヘビ(数千匹)』と改題したが、もう一声、これは『スネーク・フライト 〜サミュエルとトンチ、時々トンマ〜』とでも名付けたい快作なんである。

轟

週刊SPA!2009年5月号掲載記事を改訂!