【高倉健】研究〜スター映画鑑賞法!健さんワールド解説とおすすめ26作一挙紹介

スポンサーリンク
館理人
館理人

シュッとした見た目のスタイルを生涯維持した、高倉健さん(1931年-2014年)。

どの映画を観返しても、立ち姿が抜群にかっこいい!

館理人
館理人

とはいえ、出演映画は206本! 健さんを楽しむにはどこから手をつけるといいやら…。そんな時のガイドです!

館理人
館理人

高倉健のスターたる所以をキーワード別に解説したレビュー! それぞれのキーワードが堪能できる作品紹介もあわせてどうぞ。

(文・轟夕起夫)

スポンサーリンク

エンドマークの余韻

 人は、彼のことを畏敬と愛着とを込めてこう呼ぶ──「健さん」と。

 高倉健。1955年に東映第2期ニューフェイスとして映画界に飛びこんで以来、彼の足跡はそのまま日本映画の表舞台を飾ってきた。いや、そればかりか国際派スターとしての実績は、世界に誇るべきカリスマ性を有しているとしても過言ではない。

 そんな健さん、生涯で実に206本の映画を残した。

 晩年で印象的なのは、202本目の主演映画『鉄道員ぽっぽや』での立ち姿。 浅田次郎渾身のベストセラー小説が原作である。

 廃線が決まった北海道のローカル線の小さな駅を、ただひとり黙々と守り続ける筋金入りの駅長。一人娘を失った日も、愛する妻を亡くした日も、駅に立ち続けたこの主人公にあるとき、一瞬の奇蹟が舞い降りる。その瞬間を見事にスクリーンへと焼きつけた『鉄道員』は、観る者にこんな感慨を抱かせるかも──。

「クリント・イーストウッドに『許されざる者』という傑作があるが、言ってみれば『鉄道員』とは、高倉健の『許されざる者』的な傑作ではないのか」と。

館理人
館理人

『許されざる者』はクリント・イーストウッド監督・主演作で、アカデミー賞作品賞受賞作。

西部劇でスター俳優となったイーストウッドが、歳を重ねたのち、引退した賞金稼ぎの映画を撮り演じたという作品。傑作です!

 どういうことか? つまり、自らの集大成を世に問いながら新たな伝説となって映画の余韻をどこまでも押し広げた点が双璧! すなわち、イーストウッド同様これは「健さん」というひとつのジャンルにまで昇りつめた、真のカリスマにしかできぬ偉業なのだ。

 従って、健さんの過去を知るごとに『鉄道員』はよりいっそう味わい深い映画となるだろう。なぜならば1本1本のエンドマークの余韻の中に、健さんの魅力はあるのだから。

館理人
館理人

『鉄道員』をご紹介!


『鉄道員』(1999年)

北の果ての小さな終着駅、幌舞の駅長として、愛する妻と一人娘の面影を抱きつつ、不器用なまでに鉄道員一筋の人生を送る佐藤乙松(健さん)。彼の人生に訪れる愛と奇跡の物語を、北海道の厳しくも幻想的な風景描写の中に描く。
監督:降旗康男

スポンサーリンク

銀世界がホームグラウンド

 健さんには雪がよく似合う。シンシンと降ろうと、みぞれ混じりだろうと、積もりに積もってあたりを白一色にしてしまおうと、健さんが立てば名シーン、名舞台の出来上がり。

 とにかく『網走番外地』シリーズの頃から銀嶺の世界がホームグラウンドである。第4作『網走番外地 北海編』ではトラックに荷を積み、雪の原野を疾走。零下20度での痛快アクションで、男の心意気を熱くほとばしらせた。

 歳を重ねればまた、雪は人生の比喩となる。『駅 STATION』では男と女の交差点ドラマに健さん、薄氷を踏みしめ、『八甲田山』では猛吹雪の中、死の行進を続け、『南極物語』ではさらなる極限をめざした。

 そして雪煙をあげながら吉良邸門へと向かう大石内蔵助。『四十七人の刺客』での健さんは黒装束に身を包み、雪景色をつむじ風のように駆け抜けた。見事!

 ところで、健さんと雪を撮り続けてきた『鉄道員』の降旗監督はこう言う。

「雪って、視覚的にはふわふわとしていて、イメージ的には温かみもあるんだけど、触ればもちろん冷たくて固い。そういう、ハードな部分をオブラートに包みこんでいるところが好きですね」

 厳しさと優しさと。なるほど雪とは健さんその人のことなのかもしれない。


『駅 STATION』(1981年)

ドラマシリーズ『北の国から』の倉本聰が、健さんのために脚本を書き下ろした秀作。北海道の小さな駅を舞台に、刑事の過去に生き続ける3人の女との運命的なドラマが綴られてゆく。
監督:降旗康男

『網走番外地 北海編』(1966年)

仲間の保釈金を得ようと、トラックの運送を買ってでた橘真一こと健さん。ところが積荷が阿片だと知り、麻薬団と激闘を交えることになる、『網走番外地』シリーズ第4作。
監督:石井輝男

『八甲田山』(1977年)

冬の八甲田を越えるため、死を賭けて行軍する男たちの姿を描いた壮大なドラマ。『動乱』(1980年)や『海峡』(1982年)にも連なる、厳冬長期ロケーション超大作。
監督:森谷司郎

『四十七人の刺客』(1994年)

『宮本武蔵・巌流島の決斗』(1965年)の佐々木小次郎役以来、 健さん久々の本格時代劇。大石内蔵助vs色部又四郎の謀略戦争を実証的かつ現代的視点で描いた『忠臣蔵』。
監督:市川崑

スポンサーリンク

任侠ワンマンショー

 任俠スターとして『日本侠客伝』『昭和残侠伝』の2つの人気シリーズに主演していた健さん。

 前者は職人の骨太い男っぽさ、後者は哀調を帯びた渡世人の世界、という色の差こそあれど、どちらも「やくざ稼業はやっていても、やくざの生活はするな」がモットーであった。

 意地と度胸と俠気の世界。それは『俠骨一代』ほかの作品でもお馴染みの、まさに高倉健ワンマンショー。

 女に別れを告げ、死装束の真新しい着物に身を包み、ドスを手にいざ敵陣へと殴り込めば例の決めゼリフ。

「死んで貰います」

「死んで貰うぜ」と口をつくまではグっと我慢に我慢を重ねる。当時のオールナイト興行では「健さん、まだだ」「堪えろ」と観客席から掛け声が飛んだほど。そこまで感情移入させてしまう魅力があったのだ。

『昭和残侠伝』シリーズは様式美を徹底、健さんを助ける男としてニヒルな兄弟分のヤクザ(池部良)を登場させた。道行きのシーンが有名だったが、舞台が現代になるとそうはいかない。『夜叉』ではせっかく足を洗った漁師役の健さん、堪忍袋の尾が切れて単身東京へ向かう!

「死んで貰います」とは言わないが、気持ちだけはあの頃のまま。が、かつての兄弟分(小林稔侍)に裏切られてしまい……これは時の流れである。


『昭和残侠伝 死んで貰います』(1970年)

 卑劣な手で料亭を乗っ取ろうとする新興ヤクザを阻止せんと、渡世人・花田秀次郎と板前頭・風間重吉が命がけで立ち向かう姿を描くシリーズ第7作。
監督:マキノ雅弘

『夜叉』(1985年)

 ヤクザから足を洗い、過去を隠し、漁師をしていた男がひょんなことから再び暴力の世界に引き戻される。北の漁町の男と女の哀感が胸に染みいる佳篇。
監督:降旗康男

『日本侠客伝 斬り込み』(1967年)

 シリーズ第7作。新宿露天商の自由組織、 街商同盟に参加した子連れの渡世人・中村 真三と、縄張りの拡張をもくろむ相州一家ととの因縁のガチンコ対決。
監督:マキノ雅弘

『侠骨一代』(1967年)

 軍隊時代暴れん坊だった主人公が除隊後、組同士の血の抗争に巻き込まれる。健さんの亡き母と彼を慕う芸者の二役を演じた藤(現・富司)純子が絶品。
監督:マキノ雅弘

スポンサーリンク

キャラもの現代劇

 健さんといえば任侠道、着流しの渡世人、古風で寡黙でストイックな男のイメージが強いが、しかしそれだけでは俳優・高倉健の半世界なのである。

 何しろ高校時代はボクシング部を創立、フェザー級で6勝1敗の戦績を残し、大学では合気道や相撲などの格闘技で活躍。

 そんなバックボーンもあって、映画デビュー作『電光空手打ち』は、真の空手精神を体得しようとする沖縄育ちの体育界系。続編『流星空手打ち』も作られていて、ほかにも『天下の怪男児』シリーズの熱血青年役など、初期の健さんは実にバラエティに富んでいて面白い。

 さらに『悪魔の手鞠唄』では横溝正史が生み出した名探偵・金田一耕助役。

館理人
館理人

金田一耕助映画はさまざまありますが、有名どころの市川崑監督&石坂浩二主演の作品ではありません、別のです!

 一方ではワルサーP3を振り回す、その名もスマイリー健に扮した『花と嵐とギャング』、姉妹編『恋と太陽とギャング』と……粋でやんちゃなチンピラ系も得意とし、『東京ギャング対香港ギャング』ではソフト帽にスーツの着こなしもバッチリ決まっていた。

 もっと変わり種では『荒野の渡世人』のカウボーイ役もあるが、やはり極めつけは『ゴルゴ13』。あの世界最高の殺し屋・デューク東郷を演じたのだ。

 というわけで結論! 健さんは現代劇でもしっかりキャラの立った、名アクターなんである。


『悪魔の手鞠唄』(1961年)

 人気歌手が帰郷の途上惨殺された。死体の傍らのトランジスタ・ラジオからは彼女の新曲「鬼首村手鞠唄」が流れ……健さんの金田一探偵役は激レア!
監督:渡辺邦男

『ゴルゴ13』(1973年)

 さいとうたかをの超人気ハードボイルド劇画を映画化。中近東シンジケートのボスを消そうとゴルゴが暗躍。健さん以外全てイラン人という超モンド作。
監督:佐藤純彌

『花と風とギャング』(1961年)

 母親をはじめ、子供も全員裏稼業の悪党一家が銀行ギャングを計画。『レザボア・ドッグス』にも影響を与えた(!?)本作の、健さんの銃さばきは必見だ。
監督:石井輝男

スポンサーリンク

哀愁の背中ドラマ

せなで泣いてる」。他に「せなで吠えてる」というのもある。しかし一体、背中で何が吠えたり泣いたりしているのか?

 刺青だ。『唐獅子牡丹』の歌詞である。

 出入りのシーンでもろ肌をさらす健さん。そのとき、血と汗にまみれた唐獅子牡丹の刺青がクッキリと「背で吠えてる」のだ。

 では「背で泣いてる」というのは? 『日本侠客伝 血斗神田祭り』で、悪党に権利書を取り上げられ、家屋まで焼き払われてしまう老舗の呉服問屋。着流しで刺青が隠れていても、健さんは「背で泣いてる」。いや、悲しみと怒りが入り交じった健さんの背中の泣き顔には、任侠映画ばかりでなく、様々な作品でも出会えるものだ。

『幸福の黄色いハンカチ』ならどうか。

「もし俺を待っていてくれるのなら、家の前に黄色いハンカチを下げておいてくれ」との手紙を妻に送った刑務所帰りの中年男。

 だが、妻のもとにはなかなか勇気を出して行けず、わが身を振り返り、自己嫌悪と自暴自棄が重なって「どうして俺は……」と男は背中を丸める。

 あるいは、渡世の義理で人をあやめた『冬の華』。出所してみるとその遺児はすっかり成長していた。カゲで援助はできても、娘に自らを名乗ることはできない……哀愁。健さんは背で泣くのだ。


『日本侠客伝 血斗神田祭り』(1968年)

 神田の老舗の呉服問屋の土地家屋を狙う大貫一家。纏持ちの健さん、そして「よ組」の正義感溢れる連中が、大貫一家の悪事を叩き潰すシリーズ第4作。
監督:マキノ雅弘

『幸福の黄色いハンカチ』(1977年)

 刑務所帰りの健さんと、武田鉄矢&桃井かおり扮する若いカップルが北海道を車で横断。それぞれの人生を見つめ直していく感動的なロード・ムービー。
監督:山田洋次

『冬の華』(1978年)

 義理にからまれ殺してしまったヤクザの娘を、カゲから見守り援助をするひとりの男。倉本聰が健さんのために書き下ろした洋任俠版『足ながおじさん』。
監督:降旗康男

スポンサーリンク

テーマ曲まとうヒーロー

 闘うヒーローたる者、自分のテーマ曲のひとつふたつは持っていて当然だ。007然り、プロレスラー然り。

 健さんならコレだろう。『昭和残侠伝』シリーズの名場面、長ドス片手に敵陣へと殴りこんでいくそのバックにお馴染みの主題歌「唐獅子牡丹」。

 男の花道を飾る俺流のBGMである。

 美声ではない。お世辞にも巧いとは言えない。だが、ダシとコクが濃厚の渋〜い唄は3日間煮込んだスープの味わい。もとは東北地方の民謡の、作者不祥の刑務所歌を俺流でガナった『網走番外地』に至っては、毎日食しても飽きない極上ラーメンの域。

「男なら」「望郷子守唄」「男の誓い」、それから『居酒屋兆治』のエンディングに流れる「時代おくれの酒場」(作詞・作曲は加藤登紀子)とヒット曲も多い。

 裕木奈江とデュエットした「あの人に似ている」はお宝物。

 威勢のいい「雪の進軍」や酔って津軽民謡を口ずさんだ『八甲田山 』。レイ・チャールズの「ホワット・アイ・セイ」をカラオケで熱唱する『ミスター・ベースボール』も忘れ難い。

『鉄道員』ではかの「テネシーワルツ」を一瞬ハミング。それはかつて夫婦だった故・江利チエミさんのカバーでも知られる名曲だ。健さん自らの選曲なんだとか。何か胸にジ〜ンとくる。


『日本侠客伝 昇り龍』(1970年)

生来の腕と度胸で男をあげた玉井金五郎、妻のマン、金五郎の背中に昇り龍を彫ったお京とのトライアングル 『花と龍』ロマン。「俺が選んだ道」を聴け!!
監督:山下耕作

『網走番外地』(1965年)

 雪の北海道を舞台に、前科者の健さんが活躍する任侠アクション・シリーズ第1作。毎回、シーンによって歌詞が変わり健さんの心情を写し出すのも絶妙。
監督:石井輝男

『昭和残侠伝』(1965年)

 仁義で結ばれた渡世人が悪に対し、筋を通す人気シリーズ第1弾。健さんと池部良、道行きの華麗さは、当時の名惹句を借りるならば「言わず語らず男同士の一つ傘!」。

スポンサーリンク

ほれぼれシルエット

 例えば『居酒屋兆治 』。暖簾をくぐると、「らっしゃい!」と威勢のよい声が迎えてくれて、目をやると、木造りのカウンターの奥には、そう、健さんが佇んでいる。

 背筋のピンと伸びた美しきシルエット。いい絵だ。酒のすすむ画だ。出来ることなら、いつまでも眺めていたい光景である。

 あるいはモダーンな殺し屋役がハマった『ならず者』。香港・マカオの迷路のような裏町を逃げ回りながら、時にくわえ煙草で佇む健さんはまるでフレンチ・ノワールの趣きだ。

 だが一方で、健さんが凛々しく佇むほど滅びの予感がする。それはなぜか。

 世の中は残酷だ。美しいものほど簡単に汚されてしまう。『新幹線大爆破』の最後、無数の捜査陣に包囲されて、追い込まれてもなお1歩も引かずに佇む健さん。

 滅びの予感がする。出来ることならずっとずっと眺めていたい光景なのに。カンバスの中に永遠に閉じ込めてしまいたいのに……。

 親友の妻への思いを内に秘め、迷走する男を好演した『あ・うん』。一度は喧嘩し絶縁状態になってしまった親友を訪ね、雪の降る中、佇んで待っている健さん。人はこの美しきシルエットが決して永遠でないことを知っている。だからこそ出来るだけ、長く長〜く、見つめていたいのである。


『ならず者』(1964年)

麻薬の密輸に巻き込まれ、香港の裏街を彷徨う殺し屋の運命は? 老婆を殺したり胸の悪い場の血をノドから吸い出したりハードな健さんの魅力炸裂。
監督:石井輝男

『あ・うん』(1989年)

 戦争の影忍び寄る昭和初期の東京を舞台に、家族の交流、友情と恋の狭間で揺れる中年男の心根をユーモアいっぱいに描いた向田邦子原作の純情ドラマ。
監督:降旗康男

『新幹線大爆破』(1975年)

 時速80キロ以下になると作動する爆弾が新幹線ひかり号に仕掛けられた! まさにノンストップのスペクタクル快作。編集版がフランスで大ヒットした。
監督:佐藤純彌

『居酒屋兆治』(1983年)

 山口瞳の同名小説の映画化。函館の町の、“兆治”という名の小さな居酒屋を営む男と初恋の女、その店に集まる人々とのエピソードを数珠つなぎに構成。
監督:降旗康男

スポンサーリンク

ワールドワイドな日本代表

 国際派スター・健さんは日本代表選手でもある。彼はつねに、日本人の典型を引き受けつつ外国映画に登場してきたのだった。

 その皮切りはヘンリー・フォンダやマイケル・ケインも出演した『燃える戦場』での日本軍士官役。

 続いて、第2のブルース・リーを期待されたワーナー映画『ザ・ヤクザ』では、刺青や指つめなど任俠道を世界に向けて発信。

 ロバート・ミッチャムがライフル、健さんがもろ肌ぬいで日本刀を握れば、義理人情で結ばれた二人は任侠映画顔負けの殴り込みまで披露した。

 さらに、プライドを張り合いながらマイケル・ダグラスと刑事コンビを組んだ『ブラック・レイン』。

 な、何と中日ドラゴンズの頑固な鬼監督役の『ミスター・ベースボール』では和を以て尊しと為し、日本(野球)をなめた大リーガー(トム・セレック)を徹底改造した。

 そんな日米カルチャーギャップの描写も健さんならではの余裕か。他にもオーストラリアの草原をさまよう任俠ウエスタン『荒野の渡世人』、パリ〜ダカール・ラリーのメカニック兼ドライバーを演じた『海へ See you』も国際派の証し。

 さて健さん本人はといえば大の外国旅行好き。任侠スターの時代から日本人のシンボルを引き受けてきたが、その素顔は真の国際派、「ミスター高倉」なのであった。


『ミスター・ベースボール』(1992年)

 成績不振のため島流しにされ、来日した米大リーガーの強打者が、日本の野球選手、ひいては日本文化と衝突しながらも理解しあうまでを描く。
監督:フレッド・スケピシ。

『ザ・ヤクザ』(1974年)

 日本のヤクザ組織に誘拐された旧友の娘を救出するため、闘いを挑むアメリカ人と日本人の元ヤクザ。任侠映画の形を借りた異色アクション。
監督:シドニー・ポラック。

『燃える戦場』(1970年)

 第二次大戦末期、日本軍と英米連合国軍が太平洋の小島で決戦を繰り広げるという、『シン・レッド・ライン』的映画。健さんは特別出演。
監督:ロバート・アルドリッチ。

『ブラック・レイン』(1989年)

 護送中の殺人犯を大阪で奪回されたNY市警のスゴ腕刑事と日本の警部補との男の友情を描く。犯人役、松田優作の鬼気迫る演技も見モノだ。
監督:リドリー・スコット。

轟

テレビタロウ1999年5月発売号掲載記事を改訂!

スポンサーリンク

高倉健関連記事!

館理人
館理人

こちら、健さんをてっとり早く理解したい方向け!

館理人
館理人

こちら、健さんの映画シリーズ『網走番外地』を撮った監督のインタビュー記事です!

館理人
館理人

旧作がそろってる動画配信サービスの紹介記事です。

館理人
館理人

宅配DVDサービスについてはこちら!

期間限定