「フランダースの犬」級の感動が涙を誘うレトロ映画『赤い風船』

館理人
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かなりなレトロ作品です。1956年の映画、というと60年以上も前!

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でも、いいものはいいので、ご紹介!

Photo by Blake Cheek on Unsplash

キャメロン・クロウ監督も大ファン、あの“風船おじさん”も観ていた傑作

  君は“風船おじさん”の冒険を覚えているか? 昔(1992年のこと)、風船を26個つけたゴンドラに乗って太平洋を横断しようとし、消息不明になった人。本名は鈴木嘉和というのだが、その風船おじさんも観ていたという傑作『赤い風船』が、ついにDVD化!

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『赤い風船』(1956年/フランス)は、監督アルベール・ラモリス、出演パスカル・ラモリス、シュザンヌ・クルーティエ、他。

 ある日、少年が赤い風船と出会って仲良しに。基本はそれだけの物語。しかし面白い。フワフワと浮き、まるで生きているかのように躍動する風船。

 CGなんてまだない時代。少年との交流を手作りで描き、“シネポエム”の称号にふさわしい、素晴らしい映像詩を見せてくれる。劇中、セリフは皆無に等しいが、無問題!

 少年のあとを追いかけ、離れない風船のけなげさが泣かせる。そういう意味では、『ドラえもん』も『崖の上のポニョ』もみんな、本作を追随しているといっても過言ではないだろう。

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ちなみにAmazonプライムビデオで視聴可能なドラえもんはエピソード数なんと428!(2020年2月現在)。さすが圧巻!

 慈悲の極致とも呼べるラストは、あの『フランダースの犬』級で、どんなスレッカラシも落涙必至だ。1956年カンヌ国際映画祭にて短編部門で最高賞パルム・ドールに。また、アカデミー賞の脚本賞にも輝いている。

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こちら劇場版『フランダースの犬』。連続テレビアニメ版がぎゅっと凝縮されてます。

 アルベール・ラモリス監督はほかにも『素晴らしい風船旅行』『フィフィ大空を行く』など空を愛し続けた作家だが、1970年、イランで『恋人たちの風』を撮影中、ヘリコプター事故で亡くなった。

 ゴンドラを「ファンタジー号」と名付けた風船おじさんともども、現実のエピソードは何とも切ないが、この『赤い風船』は夢見ることの愉しさ、ファンタジーの神髄を、時を超えて伝えてゆくだろう。

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『赤い風船』は、『白い馬』とセットでDVD化されました。

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『白い馬』(1953年/フランス)も監督は同じアルベール・ラモリスです。出演はアラン・エムリイ、パスカル・ラモリス、他

 永遠の“シネポエム”『赤い風船』が、少年と野性の白馬との神々しいまでの絆を描いた傑作『白い馬』とともに、デジタルリマスターでDVD化。

 ちなみに『赤い風船』は、キャメロン・クロウ監督も大ファンで、『バニラ・スカイ』のラストのフラッシュバックにてワンカット、劇中のシーンを挿入している。

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『バニラ・スカイ』はトム・クルーズ主演作。ペネロペ・クルス、キャメロン・ディアスも出演です。

轟

週刊SPA!2008年12月16日号掲載記事を改訂!

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『赤い風船』は、扱いのある動画配信サービスは見つけづらいかもです。レンタルならレンタルショップ、宅配DVDレンタルサービスの利用がおすすめです。