捜査という名のブチギレ三昧!年を重ねてからアクションスターとしてブレイクした、僕らのニーソン兄貴が大活躍!『フライト・ゲーム』

館理人
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『フライト・ゲーム』(2014年)をご紹介。

館理人
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レビューをどうぞ!

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罠にハマり、ハイジャック犯に仕立てられ、哀愁漂う最高の困り顔で、捜査という名のブチ切れ三昧

Photo by mosi knife on Unsplash

原題は『Non-Stop』。日本では公開前の“犯人当て試写会”の結果、「犯人正解率3.7%」と宣伝した。

機内には名女優ジュリアン・ムーアや『それでも夜は明ける』のオスカー助演女優ルピタ・ニョンゴも。

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ジュリアン・ムーアは、若年ハルツハイマーを患う言語学者を演じた主演作『アリスのままで』で、アカデミー賞主演女優賞を受賞しました!

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ワシントンD.C.で誘拐され、奴隷として売られたバイオリン奏者の実話を映画化した『それでも夜は明ける』は、アカデミー賞では、ルピタ・ニョンゴの助演女優賞受賞ほか、作品賞も受賞しています。

終始やりとりされ、物語を動かすメール文字のデザインは、カイル・クーパーの設立したプロローグ・フィルムズ! 

   ・   ・   ・

 リーアム・ニーソン、62歳。みうらじゅん賞受賞。言わずと知れた世界的名優である。

 が、最近その名前を口にするとき、心の中で半笑い気味の自分がいる。親バカすぎる元CIA工作員、最強の怒りオヤジ役『96時間』シリーズの影響か?

館理人
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『96時間』で、リアム・ニーソン扮する元CIA工作員は、誘拐された娘を救出するため奮闘します。

 年を重ねてからアクションスターとしてブレイク。「リーアム兄さん」「リーアム叔父貴」だのと巷で呼ばれ、ネタ込みで人気者に。

 さらにこれは個人的見解だが、何をやっても毎度困り顔という“ハリソン・フォード化”が進行中。

館理人
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ハリソン・フォードの困り顔炸裂『逃亡者』では、妻殺しの罪をきせられた外科医役。

 雨に濡れた子犬のような物憂い瞳と、半端ないキレ芸とのギャップがおかしくて堪らない。

 いや! そこがこの人の最大の魅力であることは重々わかっている。

 ほぼ全編にわたって旅客機内で進行する密室サスペンス『フライト・ゲーム』では、対テロのスペシャリストの航空保安官役。

 開幕してすぐ“心に闇あり”の設定が暗示され、観る側も「ニーソン映画」に搭乗する準備OK。

 たちまち「1億5000万ドルを指定口座に送金しないと20分おきに機内の誰かを殺す」といった脅迫メールが彼のもとに届き、乗員すべてが容疑者に!!

 監督は、あのどんでん返しホラーの傑作『エスター』のジャウマ・コレット=セラ。

 前にニーソンとは記憶喪失物の『アンノウン』で組んでいるので、「ニーソン映画」の操縦の仕方をよく心得ている。

 罠にハマり、ハイジャック犯に仕立てられ、哀愁漂う最高の困り顔で、捜査という名のブチ切れ三昧を繰り広げるリーアム兄さん。

 ハリソン・フォードは昨年、チーム『エクスペンダブルズ(消耗品)』入りを果たしちまったが、“兄さん”のアクションは現役バリバリ。

 次回作『ラン・オールナイト』ではセラ監督と三たび組み、息子を守るため組織を裏切る殺し屋役で大暴れ。

 まだイケる。半笑いで観ていても、心底グっとくる瞬間が必ずある。これからも、兄貴についていきます!

轟

週刊SPA!2015年2月24日号掲載記事を改訂!