アクションスター武田鉄矢が必見!伝説の『刑事物語』シリーズがおすすめ

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Photo by Julija V. on Unsplash
館理人
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ユーチューバー武田鉄矢!ジャンルを問わず幅広くご活躍!!役者としては金八先生、または水戸黄門、が超有名。ですね。

館理人
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遡れば映画デビュー作『幸福の黄色いハンカチ』(名作!)からもう素晴らしかったんですが。

館理人
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『刑事物語』シリーズも素晴らしい!ってか面白い!

館理人
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金八先生は実は、キレキレのアクションスターでした!

館理人
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あのシリーズが、気づけば動画配信サービスで観られるようになってました!

館理人
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第一作目『刑事物語』がDVD化された当時のレビューを復刻してご紹介します!

ヌンチャク(ハンガー!)を手にした鉄矢は誰にも止められない!!

『刑事物語』は“片山蒼”名義で原作を書いた武田鉄矢が、脚本、主演も兼ねた全5作(’82〜’87年)あるシリーズの第1弾。

聾唖の風俗嬢の身柄を引き取り、静岡へと向かった片山刑事の奮闘ぶりを描く。

共演は田中邦衛、西田敏行ら豪華キャストで、カメオ出演の高倉健は『駅STATION』(’81年)での刑事役のパロディ。

エンディングテーマは吉田拓郎の名曲「唇をかみしめて」。

館理人
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ちなみに第二作『刑事物語2 りんごの詩』(1983年)はシリーズ最高の興行収入をあげました。舞台は青森県。

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『刑事物語3 潮騒の詩』(1984年)の舞台は長崎県。沢口靖子デビュー作でもあります。

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『刑事物語 くろしおの詩』(1985年)の舞台は高知県。

館理人
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『刑事物語5 やまびこの詩』(1987年)の舞台は群馬県。賀来千香子、鈴木保奈美デビュー作!

   ・   ・   ・

 人に歴史あり。かつて武田鉄矢は、日本を代表する“格闘技スター”であった。

 まあ、1980年代の彼を知る者にとってはわりと常識ではあるのだが、もしも信じられない方は、1982年の主演作『刑事物語』を観てみるがいい(初DVD化!)。

館理人
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監督は渡邊祐介、出演はほかに田中邦衛、西田敏行、他。

 一旦スイッチが入ってしまうと凶暴な、リーサル・ウェポンと化す片山刑事役での雄姿。ぜひ目の当たりにし、後世に語り継いでもらいたい。

館理人
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まんまのタイトル『リーサル・ウェポン』シリーズも刑事映画ですね。

 犯人が女性を人質に立て篭もった銀行、はたまた、売春組織が出入りしているトルコ風呂(現・ソープランド)にて、武田鉄矢=片山刑事は「ハァ〜イ!!」と奇声を発しながら中国拳法、蟷螂拳(とうろうけん)を駆使して相手をボッコボコにしていく。

 彼は撮影前に、中国武術の大家・松田隆智氏に指導を受けて、本作に挑んだ。

 なかでも特筆モノなのはクリーニング工場でのアクションで、工場に(用意して)あった木製ハンガーを巧みに振り回して敵を痛打。これぞ鉄矢自らが考案した“ハンガーヌンチャク”だ。

 動きのひとつひとつに「ヒュ〜ン」「ブォ〜ン」と効果音が響く。彼の肉体にはジャッキー・チェンが降臨しているかのよう。

館理人
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シリーズ化した『ポリス・ストーリー』はジャッキー・チェンの代表作のひとつ!

 突如上着を脱ぎ、「ンガァ〜」と哮える場面は、さすがに「鉄矢、なんばしよっと」と思うが、次第にブルース・リーまでもが降臨してきた気がする……恐るべし。

館理人
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ブルース・リーといえばやっぱり『燃えよドラゴン』!

 といっても、むやみやたらと暴れ回っている映画ではない。

 博多署から転勤を命じられ、静岡県南沼津署に赴任。連続殺人事件の捜査に加わっての巨大売春ルート潰し。金八先生が「このバカチンが!」と怒って済む話ではなく、堪忍袋の尾が切れて、片山刑事はバイオレンスに走る。

 もちろん、武田鉄矢おなじみの“対話と説得の名シーン”も満載で、何度となく涙腺を刺激されることだろう。

 筆者は今から10数年前、インタビューの場で彼に「青年よ。男と女、身も心も本当に感じ合えるセックスなんて生涯に数回だぞ」と諭されたことも。スゴかったですよ、ナマ鉄矢。

 でもこの『刑事物語』の、数々の“鉄矢節”のインパクトには及ばず。ぜひコチラのほうも後世まで、語り継いでいきたいものである。

轟

週刊SPA!2009年9月15日号掲載記事を改訂!

館理人
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『刑事物語』は、Amazonプライムビデオ、U-NEXT、TSUTAYA TV、FOD、などの動画配信サービスで取り扱いがあります(2020年2月現在。取り扱いは変更等がありますのでご確認ください。サービスにより会員登録等が必要です。)