2010~2014年の作品

タイトルで観る洋画

読む映画リバイバル『光にふれる』

『光にふれる』は轟夕起夫にとって宝箱のような作品だった (2014年2月号より)   先日、青山にあるワタリウム美術館に足を運んだ。取材前の下調べでもあったのだが、そこで写真家・齋藤陽道の展覧会を観た。  一応説明しておくと齋...
タイトルで観る洋画

読む映画リバイバル『ゼロ・クラビティ』

私にとっては大きな一歩 (2014年1月下旬号より)  本作は“純粋活劇”と呼ぶべきものではないか。とにかく捨てカットなし! 宇宙を漂流する登場人物は次々と訪れる危機を回避しようとアクションし続け、観る者はその一挙手一投足から少しも...
タイトルで観る邦画

読む映画リバイバル『マイ・バック・ページ』

轟夕起夫が号泣したそれぞれの『マイ・バック・ページ』 (2011年春号より)  告白すれば、見た後にボロ泣き……しかも恥ずかしながら、作った人たちの目の前で!  いきさつはこうだ。試写室を出ると、山下敦弘監督と脚本の向井康介の...
タイトルで観る洋画

読む映画リバイバル『ふたりのヌーヴェルヴァーグ ゴダールとトリュフォー』

轟夕起夫が触れたヌーヴェル・ヴァーグという映画史 (2011年6月号より)  共に59年に長編デビュー作を放ち、ラストシーンで、主要登場人物に“カメラ目線”をさせたふたりの映画監督がいる。『大人は判ってくれない』のフランソワ・トリュ...
タイトルで観る洋画

読む映画リバイバル『コーマン帝国』

あっぱれのドキュメンタリー (2012年2月号より)  よくぞ付けたり、この邦題! 『コーマン帝国』ときたもんだ。何それ?って方にはまず「ロジャー・コーマン」という名前から知ってもらおう。  1926年ミシガン州デトロイト生ま...
タイトルで観る邦画

読む映画リバイバル『私の悲しみ』

轟夕起夫の注目する次の才能『私の悲しみ』を観よ (2012年6月号より)  今、彼ほど、日本のオルタナティブなシンガーソングライターたちとのつながりが深い監督もいないのではないか。堀内博志。74年生まれで、劇場デビュー作は、昨年公開...
2017.04.21
タイトルで観る洋画

読む映画リバイバル『世界にひとつのプレイブック』

轟夕起夫が感じた音楽のオリジナリティ (2013年2月号より)  誰にでも、聴いた途端にツラい想い出が蘇ってくる“トラウマ曲”ってやつが、あるのではなかろうか。ここに紹介する映画『世界にひとつのプレイブック』の主人公の場合、スティー...
2017.04.21
タイトルで観る洋画

読む映画リバイバイル『宇宙人ポール』

轟夕起夫の子どもの頃を呼び覚ます『宇宙人ポール』 (2011年12月号より)  わりと多くの人が目撃しているものだと思うが、子供の頃、UFO(未確認飛行物体)を見たことがある。所属していた地元のサッカークラブの試合中に。突如、上空を...
2017.04.21
タイトルで観る洋画

読む映画リバイバル『これは映画ではない』

轟夕起夫が祈りを込めて見つめるイラン映画『これは映画ではない』 (2012年8月号より)  不屈の闘志——と記してはみたものの、書くのは易し。当人の、苛烈な“今”を思うと、もどかしさが募るばかりである。  かような境遇に陥って...
タイトルで観る邦画

読む映画リバイバル『フラッシュバックメモリーズ3D』

轟夕起夫は『フラッシュバックメモリーズ3D』を観た夜をずっと覚えていたいと思った (2012年12月号より)  その「一夜のこと」は、ずーっと記憶に留めておきたいと思った。  去る11月16日、吉祥寺バウスシアターにて行われた...
タイトルで観る邦画

読む映画リバイバル『タリウム少女の毒殺日記』

これもひとつの、ヒトゲノム妄想日記 (2013年7月下旬号より) 【6月×日】  渋谷アップリンクで土屋豊監督の「タリウム少女の毒殺日記」を観た。05年、劇薬物であるタリウムを密かに実の母親に投与し、ブログにその観察記録を書い...
2017.03.22
タイトルで観る洋画

読む映画リバイバル『スカイラブ』

アマルコルドな、人生のスケッチ (2013年4月下旬号より)  スカイラブ。漢字で書けば〝空愛〟となるのか。何だか恋空みたいだが、いやいや、このラブはラボラトリーの略、つまり〝空の実験室〟。アメリカ初の宇宙ステーションの名前である。...
2017.03.22
タイトルで観る洋画

読む映画リバイバル『アメリカン・ドリーマー 理想の代償』

黒い血を、止血する男 (2015年11月上旬号より) 早朝、上下スウェット姿の男がニット帽をかぶり、ランニングをしている。まるで『ロッキー』(76)の有名な一場面のように。だが、バックに流れているのは当然ながら、ビル・コンティのあの...
2017.02.11
タイトルで観る洋画

読む映画リバイバル『ラブ&マーシー 終わらないメロディー』

断片と総体 (2015年9月上旬号より)  オープニング。なにやら男がひとり、苦悩しながらこう呟いている。  「頭の中に音の断片はあるんだけども、あとが浮かばなくて……」  その男、ザ・ビーチ・ボーイズの音楽的支柱にして...
2017.02.11
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読む映画リバイバル『セッション』

才能を食い合う「モンスター映画」 (2015年5月上旬号より)  この映画を観たあとは感情が高ぶって、ハイテンションのまま、しばらくはバディ・リッチ師匠の神技ナンバーばかり聴いていた。ジャズ史のみならず、ドラマー史上の神々のひとり。...
タイトルで観る洋画

読む映画リバイバル『アメリカン・スナイパー』

イーストウッドとスローモーション (2015年4月上旬号より) 「マッチ擦るつかのま海に霧深し身捨つるほどの祖国はありや」 クリント・イーストウッドが監督した「アメリカン・スナイパー」は、観終わって寺山修司のかの有名な短歌を思...
2017.02.06
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