2010~2014年の作品

タイトルで観る洋画

読む映画リバイバル『光にふれる』

『光にふれる』は轟夕起夫にとって宝箱のような作品だった (2014年2月号より)   先日、青山にあるワタリウム美術館に足を運んだ。取材前の下調べでもあったのだが、そこで写真家・齋藤陽道の展覧会を観た。  一応説明しておくと齋...
タイトルで観る洋画

読む映画リバイバル『世界にひとつのプレイブック』

轟夕起夫が感じた音楽のオリジナリティ (2013年2月号より)  誰にでも、聴いた途端にツラい想い出が蘇ってくる“トラウマ曲”ってやつが、あるのではなかろうか。ここに紹介する映画『世界にひとつのプレイブック』の主人公の場合、スティー...
2017.04.21
タイトルで観る邦画

読む映画リバイバル『私の悲しみ』

轟夕起夫の注目する次の才能『私の悲しみ』を観よ (2012年6月号より)  今、彼ほど、日本のオルタナティブなシンガーソングライターたちとのつながりが深い監督もいないのではないか。堀内博志。74年生まれで、劇場デビュー作は、昨年公開...
2017.04.21
タイトルで観る洋画

読む映画リバイバル『これは映画ではない』

轟夕起夫が祈りを込めて見つめるイラン映画『これは映画ではない』 (2012年8月号より)  不屈の闘志——と記してはみたものの、書くのは易し。当人の、苛烈な“今”を思うと、もどかしさが募るばかりである。  かような境遇に陥って...
タイトルで観る邦画

読む映画リバイバル『フラッシュバックメモリーズ3D』

轟夕起夫は『フラッシュバックメモリーズ3D』を観た夜をずっと覚えていたいと思った (2012年12月号より)  その「一夜のこと」は、ずーっと記憶に留めておきたいと思った。  去る11月16日、吉祥寺バウスシアターにて行われた...
タイトルで観る洋画

読む映画リバイバル『スカイラブ』

アマルコルドな、人生のスケッチ (2013年4月下旬号より)  スカイラブ。漢字で書けば〝空愛〟となるのか。何だか恋空みたいだが、いやいや、このラブはラボラトリーの略、つまり〝空の実験室〟。アメリカ初の宇宙ステーションの名前である。...
2017.03.22
タイトルで観る邦画

読む映画リバイバル『タリウム少女の毒殺日記』

これもひとつの、ヒトゲノム妄想日記 (2013年7月下旬号より) 【6月×日】  渋谷アップリンクで土屋豊監督の「タリウム少女の毒殺日記」を観た。05年、劇薬物であるタリウムを密かに実の母親に投与し、ブログにその観察記録を書い...
2017.03.22
タイトルで観る洋画

読む映画リバイバル『アメリカン・ドリーマー 理想の代償』

黒い血を、止血する男 (2015年11月上旬号より) 早朝、上下スウェット姿の男がニット帽をかぶり、ランニングをしている。まるで『ロッキー』(76)の有名な一場面のように。だが、バックに流れているのは当然ながら、ビル・コンティのあの...
2017.02.11
タイトルで観る洋画

読む映画リバイバル『ラブ&マーシー 終わらないメロディー』

断片と総体 (2015年9月上旬号より)  オープニング。なにやら男がひとり、苦悩しながらこう呟いている。  「頭の中に音の断片はあるんだけども、あとが浮かばなくて……」  その男、ザ・ビーチ・ボーイズの音楽的支柱にして...
2017.02.11
タイトルで観る邦画

読む映画リバイバル『こっぴどい猫』

「好き」という暴力的な感情 (2012年8月下旬号より)  映画が始まると眼前にはいきなり、「モト冬樹生誕60周年記念映画」と出る。その仰々しさがちょっとオカしみを醸し出す。誰が言ったか「日本のニコラス・ケイジ」。そもそもはバンドマ...
タイトルで観る邦画

読む映画リバイバル『あの娘が海辺で踊ってる』

ダンスはうまく踊れない (2013年1月下旬号より)  「処女作」という言葉には、原語を直訳した適当さの中に、女性の性への“男性目線のトンチ”が含まれているようでいとおかし、なのだが、さらにトンチを利かせて「処女作」を劇場にかけてみ...
タイトルで観る洋画

読む映画リバイバル『007 スカイフォール』

アイデンティティの喪失と回復 (2012年12月下旬号より)  タイトルと同じ曲名を持つアデルの主題歌はいきなりこう呟く。「これで終わり」と。だが、その映画の構成自体がそうであるように、彼女の声は徐々に螺旋を描いて上昇していき、新た...
2016.10.11
タイトルで観るアニメ

読む映画リバイバル『かぐや姫の物語』

我々は“スターチャイルド”にはなれない (2013年12月号より)  告白すれば、予告篇の時点ですでに目頭が熱くなった。洛中の屋敷を飛び出し、十二単をあっという間に脱ぎ捨てて、失踪する“情念の塊”。それが凄まじい描線となり、画面奥へ...
2016.10.11
タイトルで観る邦画

読む映画リバイバル『夢売るふたり』

“包丁の物語”の果てに……。 (2012年10月下旬号より)   西川美和監督が『蛇イチゴ』(2003)でデビューして10年。そんな周期も関係するのか、この『夢売るふたり』はさながら“第2のデビュー作”のようである。つまり、
2016.10.11
タイトルで観る邦画

読む映画リバイバル『ノルウェイの森』

囁きを聴く――『ノルウェイの森』の優れた“カヴァーアルバム” (2010年12月下旬号より)  えーと。何から書くべきか。そうだ! 『ノルウェーの森』が良かった。“ノルウェイの森”ではない。ビートルズの名曲『ノルウェーの森』。しかも...
2016.10.11
タイトルで観る洋画

読む映画リバイバル『コングレス未来学会議』

死ぬ前に観る映画 (2015年8月上旬号より)  死ぬ前に、どの映画を観るか?  何だかいきなり穏やかな話題ではないですが、一度は考えたことありません? かくいう筆者は、
2016.10.11
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