コメディ

タイトルで観る邦画

レビュー『ロボジー』矢口史靖監督コメディ〜ロボットを着せられたトンデモ爺さん!

絶妙のバランスで展開する “悲劇と喜劇の紙一重”。ミッキー・カーチスがトンデモないジジイを好演!矢口史靖監督のコメディ映画レビュー
2020.11.20
インタビュー

復刻ロングインタビュー【加藤茶】が語る、お笑いレジェンド【ジェリー・ルイス】

ジェリー・ルイス(『底抜け』シリーズなど)がコメディ界においてどれほどのレジェンドだったのか、加藤茶さんの溢れるコメディ愛も伝わってくるインタビュー記事。追悼記事のために、加藤茶さんがお話ししてくださった記事の復刻です。
2020.10.28
タイトルで観る洋画

ラブラドールが変身してサッカー選手に!バカバカしさがたまらない『ディディエ』

犬、サッカー、アラン・シャバ。フランス人の大好きな要素がミックスされたライトスポーツコメディのレビュー。サッカーワールドカップ、フランス大会開催年に日本公開した作品。
2020.09.21
タイトルで観る邦画

『直撃地獄拳 大逆転』観れば悩んでいるのがバカバカしくなる、効果テキメンの滋養強壮映画

人間、時にはトコトン追い詰められて、激しく落ち込み、死にたくなることもあるもんだ。そういう緊急時に処方されるべき映画。実際、筆者も久々に観たら救われた。心の中が、軽くなった。三バカチームのドタバタ珍ミッション、下ネタと幼児的ギャグの連発で…
2020.08.23
タイトルで観る洋画

『フィリップ、きみを愛してる!』懲役167年の天才詐欺師の仰天人生

詐欺と脱獄を繰り返す男が、離れ離れになった恋人にたった一言「愛してる」を伝えるため、一世一代の勝負に出る! 実話の映画化であるが、病室で死にかけている“詐欺師の回想”で始まるところがミソ。ジム・キャリー、ユアン・マクレガー主演
タイトルで観る洋画

『彼は秘密の女ともだち』フランス発、男女超えのアクロバティック・ラブコメ!

性の同一性とはあらかじめ決められたものではなく、相手との関係性次第という至極まっとうな風通しの良いメッセージ。観る人によって解釈が変わる含みを持たせたオープンエンドもいいアクロバティックなラブコメ。フランソワ・オゾン監督。
2020.08.15
タイトルで観る邦画

『全然大丈夫』の大らか気分になれる御利益脱力ムービー

全然大丈夫ではない人たちのラブコメが展開。愛すべき不器用な登場人物を見ていると「俺も大丈夫」という大らかな気分になれる不思議。安易に泣きにも癒しにも着地せず、愛すべき欠落人間たちを描いた、おもしろせつないラブストーリー。
2020.08.14
タイトルで観る洋画

あのトッド・ソロンズが動物モノで感動作を? フタを開けてみると…って、トッド・ソロンズって誰!『トッド・ソロンズの子犬物語』

イタいのにオモロい悲喜劇を描き続けるアメリカのインディーズ映画界の鬼才=トッド・ソロンズ監督が、動物モノで感動作を? いやフタを開けてみると…って、トッド・ソロンズって誰!を解説。出演ジュリー・デルピー、ダニー・デビートほか。
2020.08.06
テーマ・映画人で観る

元祖セクシーコメディ、奇天烈ハレンチな映画とドラマ「ハレンチ学園」とは?

不条理ナンセンスの極致だったコント55号が大ブレークした1968年、かたや、子供たちにスカートめくりを流行らせ、PTAや教育委員会を激怒させて社会現象となったギャグマンガの連載が「週刊少年ジャンプ」で始まった。永井豪の「ハレンチ学園」である…
2020.08.01
タイトルで観る洋画

ジャック・ニコルソン主演、厭世家にして毒舌家で「アイ・ラブ・ユー」と言えぬ男の悲劇的恋愛コメディ『恋愛小説家』

ジャック・ニコルソンが、厭世家にして毒舌家で「アイ・ラブ・ユー」と言えぬ恋愛小説家を主演。恋愛映画の常套句から遠ざかって、いかに胸の想いを表現してみせるかを、職人監督ジェームズ・L・ブルックスが描く。
2020.07.19
タイトルで観る邦画

大人計画の井口昇監督作『卍』エロスに笑いを巻き込んで、谷崎潤一郎の小説を堂々映像化!

レビュー。数あるバージョンの中では、若尾文子&岸田今日子の組合せ、増村保造の監督作がとてつもなく(狂っていて)最高なのだが、井口昇は堂々それに挑戦、リスペクトしつつ、なおかつ“自分汁”を画面に付着させたのは大した技!
テーマ・映画人で観る

どーゆー? どんなブームがあった? 今もフツーに面白い初めてのチャップリン映画、初級解説!

チャップリンはいまでも十分面白い。作品的にも、また清濁合わせたプライベートの領域においても(ロマン・ポランスキーと双璧だ)。中には『モダン・タイムス』のように、鮮度の落ちた題材もあるが、そのメッセージの芯はふやけてはいない…
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ハリウッドの映画創世記を支えたアメリカの伝説的お笑いコンビ、ローレル&ハーディを描く!晩年の実話をもとにしたヒューマンドラマ『僕たちのラストステージ』

ハリウッドの映画創世記を支えたアメリカのコメディアン、ローレル&ハーディの、晩年の実話をもとにしたヒューマンドラマ。往年のコメディ映画の素晴らしさを再発見。喜劇とコンビ愛、そして人生を教えてくれる。
2020.06.28
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笑いあり、首チョンパありの異色作。ホラーコメディというよりホラーコントか?『ツイてない男』

ホラーコメディというよりホラーコントか?『ツイてない男』ドリフの『8時だョ!全員集合』的に言えば、「志村ぁ〜、後ろ後ろ!」な展開が続出!スティーブン・ドーフ主演、キット・ライアン監督作。
2020.06.12
タイトルで観る邦画

宮迫博之主演。イタくも愛すべきダメ人間が集う、看板も内装もすべてがダサい喫茶店『純喫茶磯辺』

周囲にいたらイタすぎるのに、愛すべきダメジンに見えてしまう不思議。まさかの麻生久美子、いやバイト女の「私、ヤリマンなんで」という衝撃的な一語を見逃すなかれ。監督吉田恵輔。
2020.06.11
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サム・ライミ監督がやりたい放題!怪婆がホラーながら、笑いへと誘う『スペル』

史上最強の老婆を造形し、入れ歯&吐瀉物ネタ、目ン玉飛ばし、さらにあの手この手の嫌がらせ。巷のお化け屋敷が大丈夫なら、一級のコメディとして楽しめる!『スパイダーマン』シリーズのサム・ライミ監督作。
2020.06.11
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脚と靴による官能イメージ、痛快なまでの人生逆転劇が“フィット”したドタバタ劇『キンキーブーツ』

倒産目前の靴工場の再生を描いたハートフルコメディ。英国の田舎町を舞台に、エナメルにスーパーヒールの新商品をめぐるドタバタ劇は、性的表現を超えて、セクシュアリティの問題、ひいては人生の選択というテーマにまで辿り着く。
2020.05.27
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一体どこの国の映画?←ハンガリー!の奇想天外なジャポネスクファンタジー『リザとキツネと恋する死者たち』

一体どこの国の映画?ハンガリー! 昭和の怪人・お笑い芸人トニー谷がなぜか海を渡りハンガリー映画に影響を与えていた! 架空の街を舞台に、日本オタクのヒロインの「恋」と「呪い」の物語、奇想天外な顛末を描いたラブコメディ。
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悪趣味(バッド・テイスト)映画の帝王、ジョン・ウォーターズがいろいろ“おもてなし”!爽快なくだらなさ!!『ア ダーティ シェイム』

バッド・テイスト映画ならこの監督!ジョン・ウォーターズ。果てしのない乱痴気騒ぎの爽快なくだらなさで観客をいろいろにおもてなし!出演はトレイシー・ウルマン、ジョニー・ノックスヴィル、セルマ・ブレア、他
2020.04.09
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子持ち夫婦vs隣家の大学生連中の壮絶イヤがらせ合戦が勃発!『ネイバーズ』

続編『ネイバーズ2』も大ヒットのコメディ。子持ちの夫婦と、隣に越してきた大学生連中との実に大人げないイヤがらせ合戦、それがエスカレートしてゆくハチャメチャなバトルムービー。監督ニコラス・ストーラー、出演セス・ローゲンほか。
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R指定が付くのに世界的に大ヒットしたマーベル・ヒーロー映画『デッドプール』

アクションコメディが最終的に感動的な愛の物語に着地する、アクロバティックムービー。時制が変わるたびにカメラ目線で奇矯なしゃべりキャラを成立させた、主演ライアン・レイノルズ。監督ティム・ミラー。
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麻生久美子、上地雄輔、向井理、香里奈…の群像。技ありでラブコメなエンターテインメント映画『ガール』

出演は麻生久美子、上地雄輔、向井理、香里奈…。往年の中平康みたいなワザ師ぶりを発揮の深川栄洋監督作。シークエンスを重ねてモンタージュし、ドラマチックに盛り上げ、同時に世界の広がりをも感じさせるカットバック、並行描写が展開してゆく。
2020.03.20
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女の子の成功物語と、裏側で蠢く素っ頓狂な人間関係を描いたロマンチックコメディ『マイ・ファニー・レディ』

ニューヨークのコールガールがハリウッドの新星へと転じていくサクセスと、裏側で蠢く素っ頓狂な人間関係を描いたコメディ。この映画を表とするなら裏側、ボクダノヴィッチ監督の過去のあれやこれやを重ねるのも一興。オーウェン・ウィルソンほか出演
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シビアな人種問題を脱力系コメディで描いたSFヒューマンドラマの佳作『ブラザー・フロム・アナザー・プラネット』

ハーレムに住み着いた宇宙人の外見はまんま黒人!シビアな人種問題を低予算のユルユル脱力系コメディで描いたSFヒューマンドラマの佳作。DVDで観られる、異才ジョン・セイルズ監督のカルトムービー化していた映画をレビュー
2020.03.15
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バラエティ風を装いながら「スジを通して」人間の性(さが)を描く『裁判長!ここは懲役4年でどうですか』

原作単行本、コミック、テレビドラマ、映画。さまざまに描かれた『裁判長!ここは懲役4年でどうですか』シリーズを映画から俯瞰するレビュー。バラエティ風を装いながら「スジを通して」人間の性(さが)を描く。豊島圭介監督作。
2020.03.06
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サッカールール、オフサイド・トラップが俄然面白くなる不思議。英コメディ『フル・モンティ』

オフサイド・トラップとは?サッカー映画じゃないのにサッカールールが楽しくなるイギリス映画。人間のおかしみとひたむきさが滲み出る良作。監督ピーター・カッタネオ、出演ロバート・カーライル、 トム・ウィルキンソン他。
2020.03.04
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