ネットで読めます!『ツィゴイネルワイゼン』書かせていただきました。

ネットサイト、シネマトゥデイの名画プレイバックで、『ツィゴイネルワイゼン』について書かせていただきました。

ネットで読めます。よろしければぜひ!

リンクはこちら→生と死、現実と夢幻を彷徨う故・鈴木清順の謎かけ怪奇映画『ツィゴイネルワイゼン』

読む映画リバイバイル『インフェルノ』

アルジェントの「怖がらせるためには何でもあり」演出満載の支離滅裂ホラー

(2007年10月2日号より)

 絶妙のタイミングでの初DVD化である。イタリアン・ホラーの鬼才にして重鎮ダリオ・アルジェントが’80年に発表した『インフェルノ』。“魔女三部作”の第2弾に当たり、1作目はあの『サスペリア』(’77年)。完結編はお待ちかね、今年、時を経て登場の『Mother of Tears』(娘のアーシア・アルジェント主演!)。本国では来たる10月31日に公開、先のトロント国際映画祭にてプレミア上映された! “読む映画リバイバイル『インフェルノ』” の続きを読む

読む映画リバイバル『白薔薇学園 そして全員犯された』

再検!日活ロマンポルノ

忘れられなくしてやるぜっ(by港雄一)

(1999年3月号より)

 「だまされごっこ」という歴史的名曲をご存知だろうか(『幻の名盤解放歌集・BMGビクター編 資本論のブルース』に収録)。唄っているのは港雄一と浦野あすか。港雄一は知る人ぞ知る“犯し屋”の異名をとり、 “読む映画リバイバル『白薔薇学園 そして全員犯された』” の続きを読む

読む映画リバイバル『刺青』

再検!日活ロマンポルノ

誰のために咲いたの〜それはあなたのためよ♪

(2001年10月号より)

 前々から買おうと思っていて、まだ手に入れていないCDがある。
 伊藤咲子のベスト盤だ。 “読む映画リバイバル『刺青』” の続きを読む

読む映画リバイバル『刑事物語』

ヌンチャクを手にした鉄矢は誰にも止められない!!

(2009年9月15日号より)

 人に歴史あり。かつて武田鉄矢は、日本を代表する“格闘技スター”であった。まあ’80年代の彼を知る者にとってはわりと、常識ではあるのだが、もしも信じられない方は、’82年の主演作『刑事物語』を観てみるがいい(初DVD化!)。一旦スイッチが入ってしまうと凶暴な、リーサル・ウェポンと化す片山刑事役での雄姿。ぜひ目の当たりにし、後世に語り継いでもらいたい。 “読む映画リバイバル『刑事物語』” の続きを読む

読む映画リバイバル『ブラザー・フロム・アナザー・プラネット』

シビアな人種問題を心温まるタッチで描いたSFヒューマンドラマの佳作

(2008年1月29 日号より)

 昨年の12月、アメリカ映像博物館の主催で、監督ジョン・セイルズと名優ダニー・グローヴァーを称える祝典が開かれたらしい。そうかぁ、元気だったか、ジョン・セイルズ! ダニー・グローヴァーとは新作『ハニードリッパー(原題)』も完成させているそうで、まだまだ現役なのが嬉しいではないか。 “読む映画リバイバル『ブラザー・フロム・アナザー・プラネット』” の続きを読む

読む映画リバイバル『妻たちの性体験 夫の眼の前で、今…』

再検!日活ロマンポルノ

セックスは祭りだあい 祭りはセックスだあい

(2001年5月号より)

 すでにご存知の方も多いかも知れないが、これは改めて喜びを記しておきたい。

 小沼勝監督がやった! 先頃、第51回ベルリン国際映画祭に『NAGISA-なぎさ-』を出品したところ、“キンダーフィルム”部門で見事グランプリを受賞。いやあ、これが喜ばずにいられようかってんだ! “読む映画リバイバル『妻たちの性体験 夫の眼の前で、今…』” の続きを読む

読む映画リバイバル『縄と乳房』

再検!日活ロマンポルノ

美術は、鈴木清順監督と名コンビの木村威夫

(2000年6月号より)

 京都。それは夢破れ傷つき、人生(とくに色恋沙汰)において悩める者たちの格好の“佇み”スポット。名所旧跡で、フっとため息などつくだけで、らしい“絵”がたちまち出来上がる。で、女がひとり、佇んだりしている場合、BGMは渚ゆう子の『京都の恋』『京都慕情』、あるいは由紀さおりの『女ひとり』と昔っから決まっている。とにかく京都は、悩める者たちにとって歌謡曲的に、つまりベタベタに、“絵”になる聖地なのだ。 “読む映画リバイバル『縄と乳房』” の続きを読む

読む映画リバイバル『主婦と性生活』

再検!日活ロマンポルノ

愛は金では買えません 金も愛では買えません

(1998年8月号より)

 セックスを金で売ったり買ったりすること。これは言うまでもなくセックスに、貨幣原理による“経済システム”が導入されるということだ。10万円で取引された セックスは、10万円で買える分だけの価値があり、わずか10円で取引されたセックスは、10円で買える分だけの価値しかない。 “読む映画リバイバル『主婦と性生活』” の続きを読む

読む映画リバイバル『(本)噂のストリッパー』

再検!日活ロマンポルノ

今年でケンちゃん37歳 いまも現役の俳優です

(1998年5月号より)

 たった1本の映画が――人生を思いも寄らぬ方向へと導いてしまうことがある。それは観客サイドだけでなく、もちろん製作者サイドにも起こりうる不測の事態だ。例えば『(本)噂のストリッパー』というこのロマンポルノ。かつて名子役として人気を博したひとりの俳優にとって、これはまさしく“運命の映画”なのであった。

 まだ〈チャイドル〉なんて言葉のなかった60年代。映画にTVに活躍し、7才のときから始まった主演作『ケンちゃん』シリーズでその俳優、宮脇康之はお茶の間のアイドルとなった。絶大なる人気ぶりといったらもう、ほぼ同年代の俺から見ても当時羨望のマトであった。シリーズの舞台が寿司屋、ケーキ屋、おもちゃ屋に、レストラン、そば屋、フルーツパーラーと毎回変わっていくのもステキで、
「カアチャン、なんで俺を“宮脇康之”に産んでくれなかったァ!」
 と恨めしく呟いたもんだが、さすがにシリーズ最新作『フルーツケンちゃん』の頃などは観ているはずもなく、
「まだやってんだ、ケンちゃん……」
 と、同情とねぎらいの気持ち。76年のことで、すでに15才になっていた。

『(本)噂のストリッパー』は堀越学園卒業後に、そんな宮脇康之が“脱=ケンちゃん”を目指して出演したロマンポルノである。監督には劇場デビューしたばかりの気鋭の森田芳光。イメージチェンジを図るには申し分のない企画だった。事実、映画の出来は良かったのだ。彼が演じてみせたのは、ストリッパー(岡本かおり)に片思いする純朴なアルバイト学生。別の女性を抱いて心の隙間を埋めていたのだが、そのストリッパーがマナ板ショーを始めたと知り、相手役に立候補。念願のセックスへと突入するものの向こうにとってはただのお仕事! 夢に生きる男の痛いところをクールに刺激する作品だ。

 宮脇康之、20才のときの大勝負。で、彼の自伝『名子役の虚構 ケンちゃんの真実』を繙いてみると、
「――略――よし、これが呼び水となって、再び仕事が入るようになるか。それとも芸能界から見放されることになるか。どっちか一つに賭けてみよう――略――」

 結果は見事に後者だった。作品にも彼にも罪はなかった。つまり、世の偏見に押しつぶされたのだ。

 それにしてもこの自伝、スゴイ内容です。帯からして
「芸能界史上最高の名子役の誰も知らなかった悲痛な舞台裏、ケンちゃんのイメージを守るためだけに、両親が離婚、兄が自殺未遂をしても、僕たちは最良の家族を演じ続けた…」

 チャイドル、必読の書である。

[ビデオボーイ掲載]
●監督:森田芳光●出演:岡本かおり、太田あや子、宮脇康之、他●1982年●日本

読む映画リバイバル『女校生偽日記』

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「偽」日記にあのコとヤったと書いておこう

(1998年2月号より)

 先日、庵野秀明監督の『ラブ&ポップ』を観てきた。そう、村上龍原作の、あの『エヴァ〜』の庵野監督初の実写映画。 “読む映画リバイバル『女校生偽日記』” の続きを読む

読む映画リバイバル『あそばれる女』

再検!日活ロマンポルノ

この映画自体も不条理な展開がビックリです

(2000年4月号より)

 世の中というものが不条理な、「何でそーなるの?」的な出来事の連続であることは今さら言うまでもない。が、それにしても最近、「腹が減ったので鼻の穴に浣腸した」式の、一段と理解不可能な事件が多くなった。 “読む映画リバイバル『あそばれる女』” の続きを読む

読む映画リバイバル『東京カリギュラ夫人』

再検!日活ロマンポルノ

〈東京〉のカリギュラはカリギュラな〈東京〉だ

(1997年10月号より)

 東京カリギュラ夫人――。

 このタイトルはまことに滋味深い。何が深いって単語のひとつひとつが“世界史”を反映しているからだ。え!? ホントにそんなデカイ話か? “読む映画リバイバル『東京カリギュラ夫人』” の続きを読む

読む映画リバイバル『嗚呼! おんなたち 猥歌』

再検!日活ロマンポルノ

(1997年4月号より)

 ずいぶん前に一人のフェラチオ女が話題になったことがある。 “読む映画リバイバル『嗚呼! おんなたち 猥歌』” の続きを読む