読む映画リバイバル『犬神の悪霊』

長らく“封印”されていたカルト作。大和田伸也の鬼気迫る形相は必見なり。

(2007年7月17日号より)

 悪霊と書いて“たたり”と読む。’70年代のオカルト映画ブームが生んだ異形の怪作『犬神の悪霊』は、なかなか目にすることができず、好事家のあいだで語り継がれてきた“封印作品”だ。要約すれば“犬神憑き”を理由に迫害され、 “読む映画リバイバル『犬神の悪霊』” の続きを読む

読む映画リバイバル『肉の標的 奪う』

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人生とはすなわちハエハエカカカザッパッパ

(1999年1月号より)

 こないだ古本屋でこんなのを見つけた。「ロック・スターの女たち」(音楽之友社)。タイトルのごとく、ストーンズのブライアン・ジョーンズに始まり、ジミ・ヘンドリックス、スモーキー・ロビンソン、フランク・ザッパ、ジム・モリソン、ブライアン・ウィルソンなどなど、錚々たるミュージシャンの妻&ガールフレンドにインタビューを試み、その人生をあぶりだした、なかなか興味深い1冊だ。 “読む映画リバイバル『肉の標的 奪う』” の続きを読む

読む映画リバイバル〈『仁義なき戦い』シリーズは邦画史に残る男たちの群像劇〉

(2000年11月号より)

 暴力と抗争。裏切りと報復。『仁義なき戦い』シリーズといえば、即座にそんなイメージが浮かびあがってくるだろう。

 まあ、たしかにそれはそうなのだ。’73年に公開されるや大ヒットを記録。’74年にかけて連打されたシリーズ5作は、戦後の広島やくざ抗争をリアルに描いたものだった。 “読む映画リバイバル〈『仁義なき戦い』シリーズは邦画史に残る男たちの群像劇〉” の続きを読む

読む映画リバイバル『堕靡泥の星 美少女狩り』

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(2001年10月号より)

その昔、ダビデとヘドバてな歌手もいましたナ

 「70年代劇画の残虐非道の極致!」

 そんな派手派手しいコピーとともに復刻された鬼才・佐藤まさあきの『堕靡泥の星』(アスペクト刊)。事実、その惹句に偽りはない。ナチスが占領下、ユダヤ人に強制的に刻印した紋章〈ダビデの星〉。主人公は、アウシュヴィッツ捕虜収容所の惨劇を告発した『夜と霧』でオナニーしちまう恐るべき男、神納達也だ。人間本来の姿は悪にある――と女たちを地下室に監禁し、陵辱陵辱陵辱の嵐。酸鼻極まりない光景がとめどもなく目の前で繰り広げられる。 “読む映画リバイバル『堕靡泥の星 美少女狩り』” の続きを読む

読む映画リバイバル『犯される』

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「あなた」の中には「あな」すなわち「穴」があるのだ

(2003年1月号より)

 映画のオープニングというのも色々あるが、これほど変わったものもまたとあるまい。なにしろ開幕早々日活マークの上にかぶさるのは、「あなたっ、あなたァ、ア・ナ・タ」と呼びかける、オンナの切ない声。 “読む映画リバイバル『犯される』” の続きを読む

読む映画リバイバル『カラテ愚連隊』

2丁拳銃もなければハトも飛ばない。でもそこには“ジョン・ウー印”の「義」がある

(2008年10月21日号より)

 先日、ジョン・ウー監督に取材する機会を得た。11月に封切られる最新作、100億円もの巨費を投じた『レッドクリフ』のキャンペーンで来日したのだった。 “読む映画リバイバル『カラテ愚連隊』” の続きを読む

読む映画リバイバル『天使のはらわた 名美』

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あの“天使のはらわた”シリーズ第3弾ですわ

(2000年7月号より)

 雨だ。雨の日はキライだ。カラダがべとつき、おまけに気分が鬱屈するからだ。そうだ。こんなときはロマンポルノを観よう。石井隆原作・脚本、田中登監督の『天使のはらわた 名美』。79年作品。 “読む映画リバイバル『天使のはらわた 名美』” の続きを読む

読む映画リバイバル『妖精の部屋 天使が濡れるとき』

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音楽はプリズム。人気フュージョンでやんす

(2000年9月号より)

 どこの誰が唱えたのか、「終わりよければ全てよし」。けだしこれは名言である。物事は竜頭蛇尾ではいけない。最後の最後、“締めくくり”が大切なわけで、人生そこが大いなる悩みどころである。 “読む映画リバイバル『妖精の部屋 天使が濡れるとき』” の続きを読む

読む映画リバイバル『大人のオモチャ ダッチワイフ・レポート』

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1975年産のオトナのための映画のおもちゃ

(2000年10月号より)

 人形にとり憑かれた男がいる。

 といっても、いっこく堂のことではない。医師だ。この『大人のおもちゃ ダッチワイフ・レポート』に登場する、北極調査隊の担当医(益富信孝)のことだ。 “読む映画リバイバル『大人のオモチャ ダッチワイフ・レポート』” の続きを読む

読む映画リバイバル『花芯の刺青 熟れた壷』

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キェシロフスキ・コレクション開催中に緊急紹介

(2003年5月号より)

 日本の、そして日活ロマンポルノの“キェシロフスキ”といえば小沼勝だ。
なぬ!? Who is キェシロフスキ? “読む映画リバイバル『花芯の刺青 熟れた壷』” の続きを読む

読む映画リバイバル『時には娼婦のように』

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越美晴(コシミハル)の美少女ぶりにも感嘆!

(1999年7月号より)

 日本の歌謡曲に「過去」という言葉が(歌詞として)初めて登場したのは1964年。菅原洋一のヒット曲『知りたくないの』だそうだ。しかし本当なのか? “読む映画リバイバル『時には娼婦のように』” の続きを読む

読む映画リバイバル『暴行!』

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優作の歌は、アルバム『まつりうた』に収録

(2002年6月号より)

 ラジオが好きだ。はっきり言ってテレビよりも。はるか昔、あの野田秀樹がラジオ番組を持っていたとき、「お耳の恋人、野田秀樹です」という名フレーズを発していたものだが、まさにラジオとはお耳の恋人。 “読む映画リバイバル『暴行!』” の続きを読む

読む映画リバイバル『女囚101 しゃぶる』

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女だらけの水泳大会と女囚映画、最近ないネ

(2000年1月号より)

 女囚映画は娯楽の宝庫だ。 “読む映画リバイバル『女囚101 しゃぶる』” の続きを読む

読む映画リバイバル『色情三姉妹 ひざくずし』

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ご当地お気楽ポルノの中で50年に一人の逸材と出会う

(1997年12月号より)

「50年に一人の逸材だよ、あんたは!」

どうです。普通こんなことを言われたら、
「いやあ、それほどでも……」 “読む映画リバイバル『色情三姉妹 ひざくずし』” の続きを読む

読む映画リバイバル『壇の浦の夜枕合戦記』

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もしも先にイってしまいそうになったら、こう云えばいいのだ

(1997年6月号より)

 王朝コスプレポルノ『壇の浦夜枕合戦』は、今でいうなら“壇の浦イメクラ遊び”といった趣の映画だ。 “読む映画リバイバル『壇の浦の夜枕合戦記』” の続きを読む