QJ (クイック・ジャパン)で新作『セトウツミ』 『日本で一番悪い奴ら』 『ヤング・アダルト・ニューヨーク』の映画紹介が掲載されてます

月刊誌QJ (クイック・ジャパン)vol.126で
新作映画
『セトウツミ』
『日本で一番悪い奴ら』
『ヤング・アダルト・ニューヨーク』
の映画紹介、書いてます。

「月刊スカパー!」で「ミッキー吉野&タケカワユキヒデ」インタビューやってます

雑誌「月刊スカパー!」7月号で
「ミッキー吉野&タケカワユキヒデ」インタビュー記事が掲載されています。

読む映画リバイバル『時には娼婦のように』

再検!日活ロマンポルノ

越美晴(コシミハル)の美少女ぶりにも感嘆!

(1999年7月号より)

 日本の歌謡曲に「過去」という言葉が(歌詞として)初めて登場したのは1964年。菅原洋一のヒット曲『知りたくないの』だそうだ。しかし本当なのか? “読む映画リバイバル『時には娼婦のように』” の続きを読む

読む映画リバイバル〈日活ロマンポルノ論〉人生の愉しみは日活ロマンポルノ『白い指の戯れ』にあり

人生の愉しみは日活ロマンポルノ『白い指の戯れ』にあり

(2012年4月号より)

 この世には2種類の人間がいる。すなわち日活ロマンポルノを観たことがある者と、そうでない者と。どちらが“人生の愉しみ”を知っているのかといえば、「そりゃあ述べるまでもないでショ!」と、ここは大いにアジっておこう。

 にしてもなぜ今、また、日活ロマンポルノなのか。 “読む映画リバイバル〈日活ロマンポルノ論〉人生の愉しみは日活ロマンポルノ『白い指の戯れ』にあり” の続きを読む

読む映画リバイバル『団地妻・昼下りの情事』

再検!日活ロマンポルノ

日活ロマンポルノ生誕30周年は、来年なのダ

(2001年1月号より)

 トンネルを抜けると、そこは断崖だった。男と女は、車の中で裸になっていた。 “読む映画リバイバル『団地妻・昼下りの情事』” の続きを読む

読む映画リバイバル『暴行!』

再検!日活ロマンポルノ

優作の歌は、アルバム『まつりうた』に収録

(2002年6月号より)

 ラジオが好きだ。はっきり言ってテレビよりも。はるか昔、あの野田秀樹がラジオ番組を持っていたとき、「お耳の恋人、野田秀樹です」という名フレーズを発していたものだが、まさにラジオとはお耳の恋人。 “読む映画リバイバル『暴行!』” の続きを読む

読む映画リバイバル『女囚101 しゃぶる』

再検!日活ロマンポルノ

女だらけの水泳大会と女囚映画、最近ないネ

(2000年1月号より)

 女囚映画は娯楽の宝庫だ。 “読む映画リバイバル『女囚101 しゃぶる』” の続きを読む

読む映画リバイバル『あそばれる女』

再検!日活ロマンポルノ

この映画自体も不条理な展開がビックリです

(2000年4月号より)

 世の中というものが不条理な、「何でそーなるの?」的な出来事の連続であることは今さら言うまでもない。が、それにしても最近、「腹が減ったので鼻の穴に浣腸した」式の、一段と理解不可能な事件が多くなった。 “読む映画リバイバル『あそばれる女』” の続きを読む

読む映画リバイバル『色情三姉妹 ひざくずし』

再検!日活ロマンポルノ

ご当地お気楽ポルノの中で50年に一人の逸材と出会う

(1997年12月号より)

「50年に一人の逸材だよ、あんたは!」

どうです。普通こんなことを言われたら、
「いやあ、それほどでも……」 “読む映画リバイバル『色情三姉妹 ひざくずし』” の続きを読む

読む映画リバイバル『007 スカイフォール』

アイデンティティの喪失と回復

(2012年12月下旬号より)

 タイトルと同じ曲名を持つアデルの主題歌はいきなりこう呟く。「これで終わり」と。だが、その映画の構成自体がそうであるように、彼女の声は徐々に螺旋を描いて上昇していき、新たなる始まりを告げる。 “読む映画リバイバル『007 スカイフォール』” の続きを読む

ネット「ぐるなびエンタメレストラン」で『ふきげんな過去』の映画評がアップされました

「ぐるなびエンタメレストラン」で、『ふきげんな過去』の映画評がアップされました。
リンクはこちら↓

『ふきげんな過去』

読む映画リバイバル『東京カリギュラ夫人』

再検!日活ロマンポルノ

〈東京〉のカリギュラはカリギュラな〈東京〉だ

(1997年10月号より)

 東京カリギュラ夫人――。

 このタイトルはまことに滋味深い。何が深いって単語のひとつひとつが“世界史”を反映しているからだ。え!? ホントにそんなデカイ話か? “読む映画リバイバル『東京カリギュラ夫人』” の続きを読む

ネット「MAG2NEWS」で映画『団地』の阪本順治監督のインタビューがアップされています。

ニュースサイト「MAG2NEWS」にて、映画『団地』の阪本順治監督のインタビューがアップされています。リンクはこちら↓

そこは昭和。阪本順治はなぜ「団地」を舞台にした映画を作ったのか?

読む映画リバイバル『くノ一忍法 卍がらみ』

再検!日活ロマンポルノ

野呂圭介もどっきりの元祖くノ一忍法ポルノ

(1997年9月号より)

 伝家の宝刀とでもいうのか、それを出されただけで全てが丸く収まってしまう、水戸黄門の印籠にも匹敵するスゴい小道具がかつてあった。 “読む映画リバイバル『くノ一忍法 卍がらみ』” の続きを読む

読む映画リバイバル『ビッグ・ボーイズ しあわせの鳥を探して』

なぜ、私はこの映画が好きなのか?

(2012年9月号より)

 映画を観たあとはひとしきり、こんなことを考える。「なぜ、自分はその作品が好きになったのか?」と。 “読む映画リバイバル『ビッグ・ボーイズ しあわせの鳥を探して』” の続きを読む

ネット「dmenu映画」で『帰ってきたヒトラー』の映画評がアップされました

dmenu映画で、『帰ってきたヒトラー』について書いた記事がアップされました。
リンクはこちら↓

狂気?本気? ヒトラーをコメディ映画にする意味とは

読む映画リバイバル『かぐや姫の物語』

我々は“スターチャイルド”にはなれない

(2013年12月号より)

 告白すれば、予告篇の時点ですでに目頭が熱くなった。洛中の屋敷を飛び出し、十二単をあっという間に脱ぎ捨てて、失踪する“情念の塊”。それが凄まじい描線となり、画面奥へと消えてゆく『かぐや姫の物語』の中の一場面。高畑勲、恐るべし!

 先日、全篇を劇場で観た。いやあ、かぐや姫とはモノリスであり、ボーマン船長であり、HAL9000まで合わせたような存在だった。そう、スタンリー・キューブリック監督の「2001年宇宙の旅」(68)に登場する重要なアイテムたち。モノリスとは黒い石板、人間をネクストレベル、つまりは進化へ導いていく謎の物体。スターチャイルドになるボーマン船長はその進化過程を体感する選ばれた存在で、HAL9000はといえば、バグって暴走するコンピューターだ。キューブリックは用意していた説明的なナレーションをなくし、本篇が始まる前のプロローグもカットして、観客を意図的に混乱させたが、高畑監督もまた、「かぐや姫がなぜ地球=現世にやってきたのか」を描いたプロローグをまるまる削除、観客の想像に委ねることにした。これは偶然の一致というよりは、古今東西、優れたクリエイターに内蔵されている資質、全てを明かさずに多くを語らせる“術”であろう。

 しかし、こうやっていきなり並べて論じているが、キューブリックと高畑勲、いや、『2001宇宙の旅』と『かぐや姫の物語』の目指した地点は真反対だ。前者は思い切り要約してしまえば現世否定、超人への意志(ニーチェ)を我々に突きつけ、高次の進化を促す。だが後者はむしろこの世を、そして不完全な人間の営みを(曲がりなりにも)肯定している。いわば超人たちの住む月の世界から見れば、地球とは非合理で穢れており、煩悩に満ちた場所だ。高畑版のかぐや姫とはそれを改めて炙り出すための一種の“装置”なのである。進化過程の人間の浅ましさ、欠点を暴き、次々と出会う人々に試練を与えていく。だからモノリス的なのだが、彼女はHAL9000の役割も担っており、内部矛盾を起こした装置としての姿も見せる。記憶に植え付けられた「鳥、虫、けもの、草、木、花、人の情けをはぐくみて」という(高畑勲作詞、作曲による!)わらべ唄の世界に身をひたし、その豊かさを味わい、人間の似姿に近づいて行ったものの、穢れの世界には投入できず月世界を呼び、もう一度、スターチャイルドになる。永劫回帰を生きるボーマン船長のように。

 むろん我々は、かぐや姫みたいには“スターチャイルド”にはなれない。残念ながら。現世など大キライなのに。でも本当にそうだろうか?

 現世にいたかぐや姫は、喜怒哀楽をさらけだし、“情念の塊”となって失踪した。非合理で汚れた、煩悩に満ちた場所で時に優雅、時にのたうちまわり、生を謳歌した。繰り返すが、高畑勲は不完全な人間の営みを(彼だけができる線描で)肯定した。ゆえに、目頭が熱くなったのだ。

 最後にもう一言。技術的な達成という意味でも『かぐや姫の物語』は『2001年宇宙の旅』と並べる価値のある作品だと思う。それは前者が辿ったように、これからの歴史がおのずと照明していくに違いない。

[キネマ旬報掲載]
●監督:高畑勲●声:朝倉あき、高良健吾、地井武男、他●2013年●日本

読む映画リバイバル『壇の浦の夜枕合戦記』

再検!日活ロマンポルノ

もしも先にイってしまいそうになったら、こう云えばいいのだ

(1997年6月号より)

 王朝コスプレポルノ『壇の浦夜枕合戦』は、今でいうなら“壇の浦イメクラ遊び”といった趣の映画だ。 “読む映画リバイバル『壇の浦の夜枕合戦記』” の続きを読む