轟夕起夫が号泣したそれぞれの『マイ・バック・ページ』
(2011年春号より)
告白すれば、見た後にボロ泣き……しかも恥ずかしながら、作った人たちの目の前で!
いきさつはこうだ。試写室を出ると、山下敦弘監督と脚本の向井康介の両氏が来ていた。一言挨拶し、感想を述べようと思った。そうしたらグググと込みあげてきて、止められず、もうダメだった。何とも締まりのない姿を見せちまったものだが仕方ない。それが筆者なりの、そのときの率直な“挨拶”であった。 “読む映画リバイバル『マイ・バック・ページ』” の続きを読む